インテルの「Windows 8」搭載タブレット、具体的な仕様が明らかに – CNET Japan

 wintel vs Apple の図式というのは20年くらい前のPC市場を思わせる。当時は巨人の wintel に対して Apple が挑むという力関係だったが今回は逆だ。スマートフォンでは Google + 多くのメーカーという勢力が最大のプレーヤーとして存在するが、タブレットはガリバー型で Apple vs Google連合、wintel連合という変形三つ巴状態といえるかもしれない。今のところ wintel はほとんど存在しない(windows 7 搭載タブレット型コンピュータというものがあるがこれは別カテゴリーだろう)から、windows 8 以降でこうなるかもしれないということでしかないが。

 このスペックを読んで少し驚いた。iPad と直接かつ全面的に対決するつもりだ。東芝のようにサイズ展開でごまかすといったことを一切しないつもりらしい。素晴らしい。資金力や政治力(PCメーカーに対する発言力の大きさ)を活かして Android 陣営からメーカーを引きぬくことも考えられる。

 2012年の後半から年末商戦は2011のiPad vs kindle fire だけでなく(この時は直接対決ではなかったが)、さらに多くのプレーヤーが競い合うことになる。OS、CPU、ビジネスモデル、回線・・・タイムスリップして確かめたいくらいだ。

インテルの「Windows 8」搭載タブレット、具体的な仕様が明らかに – CNET Japan.

 Intelは、将来の「Windows 8」搭載タブレットが持つ機能について、さらに具体的な情報を北京で開催のカンファレンスで提供している。その目標は称賛に値するものだが、果たして2012年に実現されるだろうか。

 同タブレットに搭載されるチップは、「Atom Z2760」(Clover Trail)となる。同チップは「バーストモード」(必要に応じて高速バーストでパフォーマンスを実行する)およびハイパースレッディングに対応したデュアルコアチップである。ハイパースレッディングは、場合によって、デュアルコアチップをクアッドコアに似た方式で動作できるようにする機能である。

 タブレットの基本設計は2種類:Intelが提示した情報によると、タブレットの基本サイズは、10インチの純粋なタブレットと物理キーボードを搭載した11インチのハイブリッドデザインの2種類に落ち着くようだ。

 バッテリ持続時間:9時間以上。これはもちろん書類上の数字であり、実際にどうなるのかは最終的な製品を見れば分かるだろう。

 3G/4G:当然のことだが、タブレットには必須の機能だ。IntelはInfineonという小規模なチップメーカーからワイヤレス事業を買収した。したがって、Intelは、必要に応じて同社独自のチップを供給することができる。

 重量/厚さ:1.5ポンド(約680g)未満。これは驚くほどではない。ちなみに第3世代の「iPad」は、1.44ポンド(約652g)である。また、Intelが提示した情報では、同社タブレットの厚さは9mm未満だ。比較のために挙げると、第3世代のiPadは9.4mmである。

 その他:近距離無線通信(NFC)とWi-Fi Directに対応。

 上記の仕様はいずれも、Windows 8が2012年後半に発売されることを前提としている。これらはあくまで計画ということのようだ。

 Intelは、同社に依存する顧客企業や提携企業にものごとを実現させることに非常に長けている。2012年秋はタブレットにとって興味深い季節になる。

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