地球大進化

 地球大進化は面白い。今日の5回で最終回だが、今になって前に録っていた4回目を観た。

 大陸が一塊だった頃はプレートも大きくて、そのプレートの一部が地球の中心部に落ち込んだことから起こされた、マグマの上昇によって引き起こされた環境変化で地球上の95%の生物が全滅したということだった。

 それはいい。というより「そうでしたか」としか言いようがない。問題はその後。「この時、メタンが空気中に放出され酸素と結びついたために酸素の濃度が30%から10%まで激減した。ご先祖(キノドン)はさらなる暗黒の時代へと向かっていったのです」と言っていた。「うんうん、酸素濃度が低くなると適応するのは大変だったろう。」と思っていた。

 ところが、次のシーンで「大量絶滅の後、空白の時代の後、ところが、大量絶滅から1億年後、生物が出現し始めた頃、世界は大きく様変わりしていました。そこは、巨大爬虫類が支配する世界でした。」って、2.5億年前の絶滅からいきなり1億年って・・・それに、突然恐竜が巨大化したのではないだろう。

 進化の途上で、淘汰の中で生き残って共存していたのだ。恐竜の中でも、淘汰はあって、種は入れ替わっていったのだ。その結果生じた一時期のスナップショットを持って、支配とか君臨といっても意味はない。暗黒の時代と言われても、その時代に生まれ死んでいった初期哺乳類一匹一匹にとってはそれなりに生きていたのだ。それは、今の時代が、大型哺乳類にとって暗黒の時代だろう。

 今、人類が地球を支配しているという発想が根本にあるのだろう。

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