アレなほうじゃないビルの仕事はいつもすごい

 「アレじゃない方」ということは、ゲーツじゃないということね。当然、俺が未だに一番好きなソフトHyperCardを作ったビル・アトキンソンだ。彼のやったことについて俺なんかが書く必要はないだろう。しかし、GeneralMagicで携帯オンライン・インテリジェントHyperCardのようなMagicCapが、その先進性にもかかわらずインターネットに敗れ去った後、あまり名前を聞くことはなくなっていた。「写真家になった」という話を聞いたときにも、悠々自適に趣味に走っているのかと思った(それでも、プログラムデザイナーから写真家というののは面白かったが)。

 しかし、そんな腐った人間じゃなかった。プログラムを売ることはしていないが、他の人間のできないようなプログラムを書き、それを公開していたのだ。

ビル・アトキンソンの今、Appleの今
 かつてAppleにいたとき、私はクリエイティブな人々に力を与えるようなツールを開発してきた。それは今でも変わらない。今でも私はクリエイティブな人々に力を与えるようなツールを開発している。まず自分が作りたいもの、自分を表現するためのものを作るところから始まるけれども、そうしてできたものは他の人の自己表現を手助けするだろう。

 ネットワークHyperCardを作って欲しい。カードがページになり、オブジェクトがそのままブラウザのボタンやフィールドになるような。

 htmlを書いていて不便なのが、「次のページに行く」だとおもう。HyperCardなら「go necxt cd」というスクリプトを書いたボタンをバックグランドに置くだけでいい。プッシュやポップ、home、バックといったことは一回書くだけでいい。

 オーサリング、コンテンツマネージメント環境をクライアント・サーバーで行うことは可能だろう。誰か作ってよ。

 しかし、この記事は俺にとって鬱爆弾だった。自分のやりたいことや、仕事として取り組んだことが人の役に立つなんて・・・俺ってなにやってんだろ、とオモタ_| ̄|○

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