「評価」について考えることが多い。これなどは、高い評価を与えられるべき人間が高い評価を与えられるという嬉しい(残念なことに稀な)例だ。ノーベル賞の田中氏のような人や、Smalltalkのような一般受けしない業績を見落とさない評価体系があるということは、自分には無関係でも嬉しい。
アラン・ケイのように、コンピューター・サイエンスに大きな足跡を残した人が来ても、日本のマスコミは知らん顔だ。マスコミに報道されることが評価とはつながらないが、今の日本の世論を構成する大多数の考えない人々にとって影響は大きい。俺が勤めている低レベル会社の、退屈極まりない低脳な管理職たちでもビル・ゲーツの名は知っているが、アラン・ケイもテッド・ネルソンも知りはしない。wwwとインターネットエクスプローラー、インターネット(彼らにとっては同義だ)という言葉は知っていても、ティム・バーナーズ・リーやマーク・アンドリーセンの名は知らないのだ。
まっ、俺の場合、上司の知っている会社の購買先会社の担当者の名前なんか知らないがな・・・上司の知らない会社の問題点はいっぱい知ってるけど・・・(^^;
初の完全に動的なオブジェクト指向プログラミング言語Smalltalkに関する功績をたたえられ、アラン・ケイ氏がチューリング賞を受賞することになった。
アラン・ケイ氏がSmalltalkに関する功績をたたえられ、「コンピュータ関連技術のノーベル賞」ともいわれるチューリング賞を受賞することになった。同賞を主催する米コンピューティング・マシナリー協会(ACM)関係者が明らかにした。
Smalltalkは初の完全に動的なオブジェクト指向プログラミング(OOP)言語。今日のC++やJavaのモデルになったとされる。ケイ氏は「オブジェクト指向」という言葉を最初に使った人物と考えられている。
受賞式典は6月。ケイ氏には賞と10万ドルが授与される。