これだ!光線銃の真実

 宇宙空間でのビーム砲の撃ち合いシーンがでたらめだということは前にも書いた。が、頭で「たぶんこうなるだろう」というイメージしかなかった。下の記事で、俺のイメージが間違っていないだろうということを確認できたのでクリップ。

 記者も記者に説明した隊員も実際に経験したわけではなさそうだが、「真上を通った瞬間に緑色の光が天頂にぱっと開く」というのは感覚的に納得できる。音もなく、横から前もって見えもしない。照射されてから分かるのだ。このレーザービームが高エネルギーなら網膜を焼かれて失明だろう。もっとエネルギーが高ければ肉体が蒸発するかもしれないが・・・「撃たれたと分かった瞬間には手遅れ」というのが光線銃だ。コーディネーターのメカ操縦能力をもってしても逃げられないはずだ(^^;

 ところで、宇宙空間で撃ったレーザービームはどうなるんだろう。宇宙空間を飛び続け、数億年か数十億年後にどこかの惑星の住民に迷惑をかけたりしないのだろうか。生命体のいる惑星に当たる可能性はほとんどなく、宇宙の塵や惑星間の霧のようなものに当たって、その物をほんの少しだけ暖めて乱反射して消えていくのか・・・拡散してエネルギー状態が低くなってあっという間に消えるというか、厳密には消えることはなく、見えないくらいに弱い光になるという意味だ。これは、数十億光年離れた恒星の光が地球に到達していても肉眼では全然見えないのと一緒だ。

「ナゾの光」を待ちながら

午前2時54分、「ナゾの光」が南極・昭和基地上空を通過するというので、夜中に起きて、空をにらんでいました。

 その正体は、アイスサット(ICE Sat)という、米航空宇宙局(NASA)が極地の氷床を観測するために打ち上げた人工衛星が発するレーザー光線です。

 アイスサットは、レーザー光線を地表に向かって発して、反射して帰ってくるまでの時間を計ることによって、南極大陸やグリーンランドなど極地の氷床の厚さや雲の高さをはかっています。

 大気中の微粒子を観測する長田和雄さんが、「昭和基地上空を通過するので、光線が見えるかもしれない」との情報を研究者仲間から聞きつけて、教えてくれました。上空600キロから直径70メートルの光線が降ってくるとか。

 でも、長田さん自身も見たことはありません。「自分の真上を通った瞬間に緑色の光が天頂にぱっと開く……らしいよ」とちょっと自信はなさそう。

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