□メール振り分けの仕様
正直、今頃まで気付かなかったことが情けないが、受信メールのフォルダ自動振り分けの仕様がイマイチだったことに気付いた。
振り分けの条件は、条件に登録した文字列のみを見て判断しているらしい(登録は手入力もアドレス参照も可能)。だから、複数のアドレスを登録した相手だと、二つのアドレスをフォルダの振り分け条件にしなければならない。登録の条件がメールアドレスなので、アドレスが変わったときに、アドレス帳の登録アドレスを変更しても反映されない。
考え方かもしれないが、人単位・グループ単位で登録できるほうがいいだろう。複数のアドレスを使い分けている人であっても、こちらのフォルダで振り分けるようなケースがあることは考えられない。
なお、文字列でも登録できることはいいと思う。メルマガとかでこちらから送ることはないけど、定期的に受信するようなものを、通常のメールに埋もれさせなくできる。さらに、正規表現が使えれば、スパムを別フォルダにまとめることもできるが、そこまではできない。あんまり凝ったことして、電池を消耗しても本末転倒だからね(^^;
□Cメール
イマイチ理解していなかったCメールだが、やっと分かってきた。基本は、キャリアローカルな端末完メッセージ送受信だ。docomoのショートメールやvodaのskymailと同じようなものだ。docomoのショートメールは知らないが、vodaのskymailは良く知っているので、skymailと比較する。
skymailは、e-mailと見た目はあまり変わらない。skymaillとして電話番号(vodafone)で送信するとき以外は、普通のe-mailのように相手に関わらず送信が可能だった。skymailがe-mail(longmail)と異なるのは、文字数制限があることと、標題が付けられないこと。同報送信できないことくらいだった。vodaの相手に電話番号で送信が可能なことを除くとほとんど見分けが付かなかった。
Cメールは厳密に分けられていて、メニュー体系も送受信フォルダもe-mailとは切り離して管理されている。送受信もパケット通信を使わずに回線交換で相手の端末にメールを届けるものらしい。このため、e-mailはもちろん、skymailでもできなかったことができるようになっている。それは、受信確認だ。skymailは端末はサーバーにメールを送るだけで、相手の端末に届いたかどうかは確かめられない(特別なオプションをつければ可能だったような気もするが)。Cメールの場合は、送信時点で相手に届いたかどうかが確認できる。これは、なかなか便利だ。
さらに、使い方が分からなかったのだが、「おしゃべりモード」という送信方法があり、こちらはダイレクトに相手の端末とつながり、チャットモードに入る。一回の送信が3円(学割は1.5円)とパケットメールより割高に見えるが、電話よりははるかに安い。雑談のようなメールならe-mailでいいが、待ち合わせとかで時間差なしに相手に届かないと意味のない連絡は電話していたが、このモードで代替できそうだ。メールには出られても、電話には出にくい電車内とかでも有効だろう。
後、思いついたのが、聴覚障害者の通信だ。e-mailでは時差がありあてにならないが、Cメールのおしゃべりモードなら心配がない。以前、聴覚障害の人が家族にメールで帰りの買い物を頼んだが、メールが届いたのは出ていた人が家に帰ってからだったという話を読んだ。電話番号で送るskymailも即時性という意味ではかなり信頼できるが、Cメールのように確認はできないし、おしゃべりモードのようなモードもない。このことは、auはもっとアピールしてもいい。
—–
GEEK: A5502K エントリ一覧