常に最新機種を試すことできる人たちと違って、一般人にとってレビュー記事は楽しみだ。しかし、短期間で次々買い換えるような人や、テスト機を提供されて行っている記事は話半分に考えないと、一般人と感覚がずれてしまっている可能性がある。というより、俺たちGEEKが一般の人とすでに違っている程度に彼らは俺よりもずれてしまっているようだ。
そんな記事はいつも無視しているが、無視できない記事があったのでクリップ。A5403CAの画質が悪くて交換したことが書かれているが、せっかくだから、キャリア・ショップの対応を調べてレポートしてもらいたかった。
「個体差があっても不思議はない」という程度の認識のようだが、比較対照を持たない一般人にとってはこんな「はずれ」をつかまされる事は大問題だ。そういうときにキャリアのショップに持ち込んでも「そんなトラブルは聞いていない」とか「この程度なら問題じゃない」と、門前払いされて泣き寝入りすることになる。それ以前に、「この機種の画質はみんなが言っているほどきれいじゃない」と諦めてしまう人も多いだろう。
一般人は「別の端末をカシオから取り寄せ」たりはできないのだから。
ITmediaモバイル：早さと使い勝手が魅力「A5403CA」 (1/4)
ところが、どうも撮れた絵がヘンなのである。明らかな故障なら話は早いが（取り替えてもらうだけだし）、そうではなく、かといって今までのカシオの端末を見た感じやカメラ付きケータイの最近の画質レベルを考えると、画質が悪い。撮影された色がヘンなのだ。
結局、別の端末をカシオから取り寄せて、新たに作例撮影からやりなおしたため、遅れてしまったのだ。そうしたらきちんと正常と思われる絵が撮れました。申し訳ない。まあ内情ではあるのだが、個体によるバラツキはどんな製品にもあるわけで、経験から「これはちょっとおかしいかも」と思ってメーカーに問い合わせるのはたまにある話なのだ。