主婦の値ごろ感調査・いんちき財布

Nikkei BP Network | BizTech | 「家族との外食代」で妥当価格が急上昇、主婦の値ごろ感調査

 調査全体では、「家族との外食費」に代表されるように、家族で楽しんだりするような「替えのきかない」サービスや商品の値ごろ感が上昇している。一方、「クリーニング代」などのように「自分でできること」に対する値ごろ感は下落。「締めるところは締め、メリハリをつけて楽しむ」スタイルが定着しつつあるようだ。

 衛星デジタルテレビ、FOMA、ナンバーポータビリティ、地上波デジタル・・・恣意的な調査について散々叩いてきたつもりだが、この調査には肯定的だ。継続性があることと調査項目の見直しを行っていることは大きい。対象の偏りも少なそうだ。

 妥当な調査をすれば出てくる結果は平凡になる。高級品指向(高額・ブランド商品)と100円ショップの台頭が象徴する二極分化は何年か前から言われてきたことだ。

 それと同時に、安くなりすぎたものへの警戒感も現れ始めたのではないだろうか。100円均一寿司より、ネタにより価格の違う回転すしのほうが信頼を置けるだろうし、多少でも品質もいいことが多い。また、安すぎるものへの警戒感もあるのかもしれない。

 ただ、消費者が品質と価格のバランスについてシビアになったとは思えないところは残念だ。ブランドという中身のない品質を伴わないものへの批判ができていないからだ。ま、買う人間が満足すればそれでいいだけどね。壷だろうが、財布だろうが、役に立たないエステだろうが、動作クロック3GHzのCPUだろうが・・・・

 そういえば、風水財布の広告が公正取引委員会に摘発(厳密には、摘発じゃなくて勧告とかだったと思う)されたらしい。いろんなblogでコメントされている。

浮世の沙汰も功夫次第
でも、これがだめなら、
2週間で○○kg痩せた
身長がグングン伸びる
このペンダントで異性にモテモテ
とか、「札束風呂」とかどうなるんでしょうね。
でも、「開運印鑑」とかの広告は普通に新聞に載ってますよ?

■創作体験談とおいしい話■おいらのWeblog
よくエッチな雑誌とかギャンブル雑誌なんかの”欲望ギラギラ系メディア”で「宝くじに大当たり」とか「何故か昇進」とか「意中のあの子とウハウハ」なんてヴァカな体験談付き広告があるけどさ、みんなネタだと思ってるよねぇ。まさか、信じてる人いるのかな?

 次は、上の報道とは関係が無いが、風水財布について鋭く切り捨てたお母さんのエピソード。

1×8 Weblog 〜 イ チ カ バ チ カ 〜: この母親にしてこの子あり

先日実家に帰ったときの会話。
私「あぁ、お金の溜まる黄色い財布が欲しいよぉ」
母「あんなの持ってるのはね、お金がないって言ってるようなもんでしょ。あんな財布恥ずかしいから持ちたいとか思うもんじゃないよ。」

 こちらは、占いそのものに否定的指摘を加えている。

DIARY: 風水も占いもでたらめ

どうして風水師(要するに占いと同じだよね)には何月が開運月だとか、今年のラッキーカラーは何色だとかわかるのでしょうか。神様のお告げでもあるのでしょうか。占い師や風水師に共通するのは口がうまいということです。

 占いに対する考え方は俺もまったく一緒だ。風しかし、開運とか、「これをもつだけで運が開く」というのはいんちきだと信じている。

 ただ、これも考えようで。「この財布を持っていれば必ずいつか宝くじが当たる」と死ぬまで信じて、当たったときのお金の使い道を考えて日々楽しく暮らせれば、それはそれで安い買い物(この財布は15000円くらいだからね)ともいえる。また、口のうまい占い師がある人たちにとってカウンセラーのようになっていることもあるらしいから、対価が不当なものでなければ、害はないと言えるかもしれない。

 ここまで行っちゃうと宗教を避けては通れなくなるが・・・

No news is Good news: 間違いない。
どうせなら、「自走式ご利益獲得サイフ 御利当(ゴリアテ)」ぐらいのものを作っていただきたい。もうこれだったら、「ジャンボ宝くじ」だの「競馬」だのでケチ臭く儲けなくても、賞金額が数十億円にもなるテキサス州の宝くじでもバッチリっすよ。間違いない。高周波なんて目じゃないっすよ。電磁波から超音波、果てはスカラー波まで、もう無制限に出まくりです。間違いない。

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