タイトル/ファイル名に悩む

 先日、業務改善の企画をしているときに、複数のフローを作った。最初、自分の業務フローとして作ったものを細工した(去年異動)ので、そのときの名前のまま、「XXXマニュアルのコピー.sss」にした。当然、元のファイルは保管する必要あるので、最初に「save as..」でこうするのは問題がない。この時点では、後につながるような大きなものになるとは思っていなかったことも、適当に名前をつけた原因だ。

 で、似たような業務をまとめた方が、説明が楽かと思い、すこしまとめる。この時点で、名前を見直し業務種類1.sss、・・・・。次に、業務種類ごとに改善案のフローを作成。それぞれの業務種類から改善策を作ったのでファイル数は倍。名前は業務種類1改善.sss・・・

 ここにきて、個々の現状把握と改善策が見えてきたので、これをまとめようとした。しかし、まとまらない。ばらばらな企画を複数並行に書かなくてはならなる。それぞれが単独で独立しているものならいいが、ひとつだけを変えてもメリットはまったくない。というより、似たようなことを複数の部署でやらなければなり、効率が悪くなる。この時点で煮詰まって、通常業務が繁忙期に入ったりもしたので、2週間ほど放置した。

 再開したときに、全部のフローを打ち出し(この時点で初めて紙にした)、業務ごとにまとめて並べてみた。そして、その紙でまとめたのと同じように、改善策を2つの段階まとめてプロジェクト名をつけ、フローの名前も付け直した(プロジェクト名1-1.sss、プロジェクト名1-2・・・、プロジェクト名2-1.sss・・・)。すると、頭の中で、ジグソーのピースが納まるように全体像が見え始めた。そして、フローも現状と改善後を一枚にまとめた結果、フローは4枚になった。

 会社で仕事をしていると、とんでもない名前をつけているファイルに出くわす。定期的に行われる行事に関するファイルなら、最初に行事名を入れその詳細がわかる名前年月という風に入れればその年度に行われた行事に関するファイルが並んで見られるのに、頭に「平成15年度XXX.doc」なんて入れるから探せなくなってしまうのだ(それ以前にフォルダで管理しろよとも思うが、フォルダに3つや4つのファイルしか入っていないようならフォルダを開くのが面倒だからケースバイケースだ)。

 ファイル名をちゃんとつけられない人間は、仕事の中身を十分理解していないのだろう。行き当たりばったりのやっつけ仕事を近視眼的に片付けてだけいるような人間が、何年にもわたって始めて意味を持つようなファイル名をつけられるはずがないから。

 概念やアイデアを理解するには言語が必要と思う。そして、それはblogのタイトルにもつながるのかもしれない。タイトルは中身を説明するだけでなく、書く側の態度を規定するのかもしれない。俺の場合は、この企画と同じように、適当に材料を元に書いていって、後からタイトルを考えることが多い。このエントリもそうだった。

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