ZDNN:「授業中はヒマだからゲーム」──「情報」必修化と“教室内デジタルデバイド”
そういえば、娘は教室が中級をやっているときに上級の課題を終了させて絵を描いて遊んでいるらしい。
教室内でデバイドが起きている現状がある。やはりツールのある、なしの問題が関係するPCでは、どうしてもこういったスキルの差が生まれてきてしまう。
教育の現場というか、娘から聞かされる授業の様子にいつも笑わされる。「『XXというメニューを開いてYYをしてください』といって、次のステップに移るのに5分くらいかかる。」
また、情報教育でクローズアップされ続けているのが、PC(Windows)の操作・WordとExcelの使い方、ウェブサイトの見方・メールの送受信。情報の扱い方はどこで教えるのだろうか。ここが欠落していては、何のための操作の習得だか分からない。
全くその通り。ExcelやWordのツールバーに限定してしか教えていないようだ。これでは、バージョンが変わったりマシンが変わっただけで使えなくなるだろう。それ以前に、教師本人が特定のアプリケーションレベル(word、excel、paintshop)の知識しか持ち合わせていないようだ。
パソコンの技術的な側面だけを教えても意味がない。重要なのは、特定のソフトの使い方やタイピングスピードではなく内容なのだから。そういう視点があれば、たまたま家にPCがないというために、慣れる機会がなくて、PCに対して無意味な劣等感や拒否反応を持つような子が出ることを防げるだろう。
大体、子供達が社会に出ていやおうなくPCを使うようになる頃には、今のバージョンのOfficeなんてなくなっているかもしれない。また、理系の大学に進学する子にとっては、こんなアプリケーションの知識なんて何の役にも立たないだろうし。
ちなみに、娘の行っている学校にはパソコンクラブというのがあって、ワープロ検定に向けてタイピングの練習をしているらしい。自分でプログラムを組むようなハッカーにとってそのパソコンクラブは全く魅力がないだろう。
#娘はほとんどのパソコンクラブ員より速いようだが、家ではMacのUSキーボードしか触っていないので、本来のスピードが出ないと怒っている。