ホスティング型ブログの3分の2は2カ月間も更新なし Mainichi INTERACTIVE コンピューティング
確かに、サイトを続けるのは大変だ。興味を持った対象に一通り書いてしまうと後が続かなくなってしまうことはよくわかる。何等かのフィードバックがあればリフレッシュするが、そうでもなければフェードアウトしてしまうのだろう。
このことは、ブログだけではない。ホームページだって、最初は「個人のホームページが普及して、自己紹介のときにURLを交換し合うようになるだろう」といわれていたがそうはなっていない。無料ホームページサーバーでも、アカウントだけとって放置のところが大半だ。メルマガが流行りだした頃に、まぐまぐの主催者が「日本人の全員がメルマガを発刊してコミュニケーションするようになるだろう」とピンボケなことを言っていたが、そうはなっていない。まぐまぐでも継続して流れているものは少数派で、ほとんどが登録しては発行せずに終わっているんじゃないだろうか。
ホームページにしてもメルマガにしてもブログにしても、継続するには、書くこと自体に対する興味がなければならないだろう。そういう意味で、「ブログがhtmlを書くより管理負担が少ないから普及する」というのは間違いだ。ホームページを続けられない人間がブログなら続けられるとは思えないから。
書きなぐりだろうが、ネタ系だろうが、下ネタだろうが、自分で考えて文章を書くという能動的でしんどい行為を続けるのには労力がいる。能動的にモノを考え欠くことのできる人間は、少なくとも俺の周囲では、少数派だ。だから、ある程度の比率以上は絶対に増えない。
そうやって考えると、PDAも似たような性格があるのかもしれない(やっぱりここにいくんかい)。能動的に環境を整備したり設定したりしないと使いこなせないPDAが、お仕着せのオールインワンPCで買ってくるだけでとりあえず使えるPCや使用法が自明な携帯電話みたいに普及しないのは当り前。
だから、PDAは携帯よりPCより低い普及率に終わることは自明だ。特に、日本の多くのサラリーマン(ビジネスマンじゃないのね)は自発的に仕事をしているわけではないから、PDAを使いこなせなくても全く困らないしね。