ダイエー

 息子のスニーカーを買いに近くのダイエーにいった。リニューアルオープンということで、自動車で行ったら入れないかもしれないので、自転車で行った。

 これまで、複合型総合ショッピングセンターを目指し、小さなテナントをいっぱい入れていたが、大きく方向展開し、ほとんどのスペースをダイエーで占めるようにしていた。本屋、玩具屋、薬屋などのスペースを大きく増やし品揃えを充実させていた。正解だ。「ダイエーに行っても欲しいものが揃わない」という印象を払拭することが重要だ。

 それと、ものすごく思い切った新テナントもあった。coop神戸とmachouse、チヨダシューズを別棟に入れていた。食料品でブランドロイヤリティが強く集客力のあるcoopを同居させたことは、消費者にとっては便利だ。俺は、ダイエーに行って買い物をしたときでも、食料品は帰りにcoopに寄ることが多かったから。しかし、ダイエー食料品売り場にとっては脅威だろう。

 靴とカジュアルショップも俺の年代の親達には訴求する。どちらも俺の年代の家庭(親が30後半から40前半で小中学生の子供がいる世帯)は常用するものだ。それでいて、ダイエーの物は着たくない世代だ。俺の家の周辺は、郊外の住宅地で価格が安いことがあって、大阪や神戸に勤める40前後のサラリーマン世帯が多い。これを正確に狙ったリニューアルだと思う。

 家電製品を生活家電(電灯とかポットとか)に絞ったのも正解。この年代の世帯は家電製品オタクが多く、中途半端な品揃えでは売れないし、商品知識を持った店員を育てるのも大変だ。さらに、多くが大阪や神戸に日常的に通勤しているので、対抗は近所の専門店だけではなく、ヨドバシカメラやソフマップとも戦わなければならない。そんな勝ち目のない戦いから撤退したのは正解。

 あと、店員の意識改革さえできたら、勢力地図を書き換えることが可能だが、こちらはまだまだだと見えた。ダイエーの店員とチヨダ靴の店員のテンションの違いは一目瞭然だった。ベテラン・おばさんパートを切って、若いフリーター層に入れ換えればいいのにと思う。あと、大卒若手男子社員も同じ位もりさがっているので、リストラしたほうがいい。

 クラブで出かけていた娘と合流し、何十年かぶりで二人乗りをして帰った。しかし、荷台のない自転車での二人乗りはきつい。

 息子の靴はpuma。20%引きで6600円だった。中学校にも履いていけるデザインにしたが、そこまで持つかどうか・・・

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