またも清水義範。おもしろい読み物だが、文章を書くことにこだわっている文章ヲタクさが楽しい。
しかし、「手垢の付いた言い回し」の章は特におもしろい
(永田町の論理について書いてきて)正体不明の言葉でしか政治不信を表現できないのは、実は、国民に対し、本当にある問題について具体的には知らせないでおく、という結果を生んでしまうのである。
これを口にしてわかったような気になって、その分野について通のような気分を味わっているとは・・・特にこういうのはタチが悪いのである。
なぜ・・・といえる、と書かないで、といっても間違いではあるまい、と書くのだろうか。そこには、・・・・ちょっと語調を弱めることによって、なんとなく納得させちまえ、という策謀があるのである。
う〜ん。痛い。ここは特に心しておきたいといってもあながち間違いではあるまい(^^;
新品でも460円だから、買って損はない。ただし、旅行にはおすすめしない。あっという間に読み終わっちゃうから。