TurboLinux

「ターボリナックスが中国でNO1のシェアを獲得65%の圧倒的なシェアでTurbolinux製品がLinuxサーバーOSとしてデファクトスタンダード(ターボリナックス:ニュースリリース)」ということらしい。しかし、日本語版でも最初はけっこう勢いがあった(ように感じた)。特に、日本語版のディストリビューターとして、インストールするだけで、他の日本語PC用OSと同等の日本語環境がインストールできるのは、俺のようにヘナチョコなPU-unix入門者には福音だった。日本語対応していないディストリビューションに日本語パッチをあて、使いこなすことは、winやmacしか使ったことのない個人には、当時のネットワーク環境もあって、負担だったから。

 ところが、他のディストリビューションの充実につれてシェアを下げ、ニッチ市場への開発資源の集中を行った。AMDの64bitプロセッサーへの対応やこの中国語対応がそうだ。そして、その成果はそれなりに上がっている(単にネットに流れる情報からだけだが)ようだ。

 しかし、新プロセッサーや言語への対応はいずれ追いつかれる。linuxは未だに開発途上の環境だ。しかも、ディレクトリセンシティブな環境設定がlinuxに残り、ディストリビューションが別々の設定を作っているかぎり、シェアの大きなディストリビューションに吸収される運命にある。企業で導入する場合ディストリビューションはそろえないと不便で仕方がないから。

 俺は、今の環境で行けるところまで行って、redhatの最新版を買うことにするつもりだ。TL8wを再インストールしても、現在の状態にするにはかなりの時間と労力が要求されそうだから。「行けるところまで」とは、HDがやばくなるかturbolinuxによるサポートが打ち切られることだ。特にセキュリティアップデートの打ち切りはサーバーOSとしては最後通牒になるだろう(winとかmacなら痛くも痒くもない。実際俺はwin98もmacOS9.2もアップデートしない)。

 寄らば大樹の陰というのは、winNTを導入してメーカーのSEにしょっちゅう来てもらっている某会社のようでいやだが、俺はlinuxの専門家になりたくてサーバーを構築しているのではないから仕方がない。したい事をするためにサーバーを自前で調達すると楽だからそうしているだけなのだから。

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