WindowsパソコンでようやくSIMフリーモデルが登場し始めた理由を考えてみる

2010年にWiMAXに対応していた
2010年にWiMAXに対応していた

WindowsパソコンでようやくSIMフリーモデルが登場し始めた理由を考えてみる

 PC不振の理由の1つとして、スマートフォンの普及が挙げられます。また、スマートフォン普及の理由としては、モバイルインターネット、つまり、どこでもインターネットにアクセス可能という点が挙げられることが少なくありません。だとしたら、PCにも携帯電話のネットワークを使った「モバイル通信機能」を付ければ、と考えるのは普通のことです。

 しかし、そういう製品はあまり多くありません。特に、スマートフォンが登場し、普及し始めた2007年から数年間の間は、モバイル通信機能を搭載したPCはごくわずかしかありませんでした。「歴史にIFは禁物」といわれますが、まずは、なぜPCにモバイル通信機能が搭載されにくかったのかを考えてみることにしましょう。

 ピンぼけの戯言だ。

 なぜなら、2010年には既に携帯電話回線を使ったパソコンは存在していたからだ。通信回線付きパソコンが普及しなかったのは Windows のせいではない。

データ通信内蔵パソコンは本当に便利?:日本経済新聞2010/4/2 14:21

 最近のモバイルノートパソコンやネットブックは、高速通信規格の「モバイルWiMAX」や携帯電話会社の高速データ通信機能を内蔵した機種が増えている。外付けの通信カードや端末を使う場合に比べ、どんな長所や短所があるのか。現在販売されている製品や通信サービスごとの特徴などを整理した。

 ライターも最後のほうで書いているが、もっと正確に言うなら、「通信機能付きパソコンが登場し始めた理由はデータ通信用回線が安価になったから」だろう。2010年といえば SIM ロックフリーという概念も MVNO も存在しなかった。キャリアの回線は月額5,000円以上した時代だ。だから普及しなかったのだ。

 SIMフリーかどうかなんて実はどうでもいい。今は3大キャリアの回線料金がMVNOより高いからMVNOの回線が使えることがメリットだが、キャリアのデータ通信料金が下がれば別にSIMフリー端末である必要はない。

今後

 今後はどうなるか脳内会議をしてみる。

 塩田さんが望むように、パソコンが SIM ロックフリー端末になる時代が来るのかどうかは、価格次第だ。

 回線機能付きのモデルとWi-Fi専用モデルとの価格差が無ければ SIM ロックフリーパソコンは増えるだろう。回線契約を付けるかどうかは別問題として、同じ値段なら付いていても邪魔じゃないから。しかし、回線機能付きが回線と抱き合わせでしか買えなかったり、店頭で1万円以上高いようなら増えない。それだけ。

 通信回線を増やしたくないユーザーはまだ多い。このことは iPad の WAN モデルとWi-Fiモデルの売上比率が物語っている。iPad ですらそうなのだ。ましてノートPCをやだ。

 ノートPCにWAN回線がついて嬉しいのは、フリーランスのノマドワーカー様くらいじゃないのかwww

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