ヲタクがDOS/Vデスクトップを手に入れた時、試運転の次に行うのがケース内のチェックだ。中古の場合には掃除を兼ねて行わねばならない必須の儀式だ。
今時のデスクトップ函体は工具不要でメモリ交換までできる。大昔に Mac II ci で感激したことだが、今ではこれが普通だ。最初、開き方が分からずに悩んだが、DELLのマニュアルで分かった。便利な時代になった・・・
函体はところどころ傷があって、外観的な状態はあまり良くない。リースバックの引き取りや倉庫保管のときに箱に入れていなかったのだろう。自分的にはオーライ。こんなダサいデザインのケースに愛着は持ていないから。
ケースを開けて驚いたのはホコリ。電源の吸気側のネットにはホコリが積もっていた。ケースのいたるところにホコリの塊が転がっていて、電源の吸気部はホコリが溜まっていた。
ホコリは綿埃などではなくもっと細かいもので、均質的だった。帯電防止マットの敷かれたオフィスにおかれていたのだろう。ここからもリースバック品であることが分かる。
CPU にもチップセットにもファンは付いていなかった。写真の奥側(ケースの前面)にあるファンで吸い取る構造になっている。ケースの後面の下部はパンチングメタルで遮るものがないので、外からの空気が他の発熱物の横を通ることなくCPUやメモリに導かれる。背面下部から入った空気は上の拡張ボード類の横を通って上に流れ電源のファンから背面上部に流れ出る。
このマシンに電源を入れて一番最初に静かさに驚いたが、その理由はCPUファンの不在にあるのかもしれない。大きさの割にうるさいチップセット用のファンもないし。
HDD はなぜかセカンドベイに取り付けられていた。SATA ケーブルの状態から考えてファーストベイは一度も使われていないだろう。