時代の寵児Ustream、ひっそり撤退…

 東北の地震の日にテレビニュースをストリーミングで流し続けたことは忘れられない。ダメダメな日本のマスコミを少し見直した出来事だった。「絶対に(サーバを)落とさない」と泊まり込みで対応した日本法人の担当者もいたと読んだ。

 不調の原因は下の記事が詳しいが、一視聴者として考えた場合 ust を観るのは、「xx日yy時から」という情報を前もって知っている時だけだ。Youtube はザッピング視聴の場になるが ust は違う。ツイキャスは動画の twitter みたいだ。タイムラインのように並んだサムネイルから行き当たりばったりで動画を観るというスタイルだ。ust はとちらもできない。

 過去の録画が見れなくなるというのも痛い。東京ミーハーの中毒性の高い動画はもうない。芽生えマンが iTunes デビューする前のドラムを叩いている貴重な動画が消えてしまっている。

時代の寵児Ustream、ひっそり撤退…なぜ視聴者&配信側に見捨てられた?甘さがアダ (Business Journal) – Yahoo!ニュース BUSINESS

 インターネットサービスの栄枯盛衰は、あまりにスピードが速い。5年前に時代の寵児となったライブ動画配信サービス・Ustreamが、2016年1月にひっそりと日本での展開を終える。

 12月1日にソフトバンクの子会社・Ustream Asiaが、アジアでのサービスを本国アメリカのUstream, Inc.に移行すると発表した。Ustream Asiaは日本・韓国を含むアジア地域でのサービスを独自にカスタマイズし提供していたが、これをアメリカに返すかたちだ。

 一言でまとめれば、Ustream日本法人の撤退、だろう。Ustream自体は今後も日本から利用できるが、ソフトバンク子会社が提供してきた日本語トップページや、日本独自の付加サービス・有料サービスは廃止か移管される。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です