SPDペダルの罠

「片面SPD」というのは、「逆はフラット」という意味ではない。片面だけSPDとして使えるという意味。
 Wilier 405 には SHIMANO の A520 を使っている。息子の GEOS のために買ったのだが、裏面がフラットになっておらず、使えないというので回収したものだ(片面ビンディング・裏面フラットのA530と間違えていた)。

 自分がこれに乗るときにはビンディングが基本なので構わないと思ったが、キャッチが面倒なのとリリースが硬いのでオフロードでは使いづらい。足をついたり、降りて押したり担いだりするオフロードではキャッチ・リリースともに無意識でできるようでなければ困る。実際に、バランスを崩した時に足が出ずに転倒したこともある。

 商品説明を確認したら、ロード用となっていた・・・想定用途と違うのだから使いづらくても当然だ。

 ただし、それとは別にこのペダルは謎な仕様だ。ビンディング面はビンディンシューズでなければ踏みにくい。かといって、逆もフラットになっておらずペダリングには向かない。スニーカーで乗った時にはビンディング面を使わざるを得なかった。そうなると、外周の金属の枠のようなものの意味がわからない。ビンディングシューズではあの部分には靴は当たらない。スニーカーで逆向きにしてもあの枠には当たらない。逆向きにしてスニーカーで踏もうとしたらシャフト部分を踏むしか無いから。

こちらは逆側をフラットペダルとして使える。A530
 だったらあの枠は要らない。無駄に重量を増やしているだけだ。そして、530と間違えて買うという事故を引き起こすだけだ。

 RX3で使っている両面SPDとA520とを交換しよう。RX3は舗装路用だからA530でも困らないだろうから。

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