やさしい運転キャッシュバック型「30日間無料トライアル」終了

2015-09-sony-sonpo ソニー損保やさしい運転キャッシュバックのトライアルをやってみた。結果が右。

 ちょっと不本意なスコアだ。うちの車のブレーキは走行開始直後はタッチが異常で、一般にいうカックンブレーキだ。特に乗っていない間に雨が降るとひどい。リアのドラムブレーキが悪いのかディスクが錆びるのだろうか。自宅から出て20mくらいの交差点で左右の確認のためにブレーキを踏んだら意図しない減速になることがある。速度はほとんど出てなくてほとんど徐行状態(ミッション車ならセカンドに入れないくらいの距離な上に上り坂)なのに、ドライブカウンタが急停止と認識することがあった(急発進や急制動を認識するとビープ音がする)。

 徐行状態から停止と通常走行状態からの急制動とは全然意味が違う。にも関わらずドライブカウンタ的には同じペナルティだ。もうちょっと何とかならんかな。加速度センサーしか持っていないデバイスではその時点の速度が分からないので時速80kmからの危機回避のための急制動なのか徐行からの停止なのか判断が難しいのかもしれないが、納得ができない。因みに、加速時には一度も反応を見せなかったが、交差点を曲がるときに工事中の段差に乗り上げたのとブレーキングが重なった時にもビープ音が鳴った。

 今回はテスト使用だが、やさしい運転キャッシュバック契約なら10%割引が受けられるレベルだ。前に乗っていた Alfaromeo 145 ならもっと高い数字が出せたと思うが、娘が乗ったら確実にブレーキングが急制動と認識されるだろう(タッチはいいが制動力が高く繊細な操作が必要だった)。

 この試みは面白い。自分は普段から車間距離は広めにとるし急加速も急制動もしないように心がけているが、ビープ音を鳴らさないゲームのような意識が芽生えた。普段の走りが荒い人がこれを付けることで急発進をしなくなったり(急制動しなくていいように)車間距離を長くとるようになれば事故率を下げられるかもしれない。走りを客観的な指標で評価しその場でフィードバックされるのは良い刺激だから。

 ハードウェア仕様は比較的簡単だ。安価なフィットネス・トラッカーと同レベルだろう。函体の大きさや重さの制約が低いので実装も比較的ラクなはずだ。最大の課題は電池の持ちだろう。本番では1年着けるので、多い人だと千時間を超える可能性がある。函体の容積の大半が電池だろう。

 ソフトウェア的にはフィットネス・トラッカーよりシンプルだろう。これによって事故率を下げて損害保険の支払い金額を下げられてソニー損保の業績が改善するなら win-win と言えるだろう。乗る人の運転の危険度によって保険料が算定されるというのは画期的だ。ペーパードライバーの多くはゴールド免許だが、事故/走行距離は低くはないだろう。乗る機会自体が少ないので事故/年間は低いだろうが。この辺りはこれまでの保険会社の持っている統計データでかなりの精度でシミュレーションされた結果の割引率ではあるだろうが。

 この試みは事故と運転方法の相関に新たなデータを加えるものだろう。ただ、複数人数で乗っている車の場合は制度は下がるだろうが。

 ちなみに、これと同じソフトがスマートフォンアプリでも使えるので、トライアルを申し込むのが面倒な人はこちらから(http://app.sonysonpo.mobi/capp020.html)

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