「魔女の呪い」が実在する社会・・・日本は?

 先日は国家レベルでの宗教裁判による刑罰だったが、こちらは純粋な信仰から来ているだけに根深い。

 「認める」ということは事実を確認しただけで、その行為が犯罪行為でありすべきことではなかったということを認めるということを意味しない(この記事からは分からない)。魔女に対して正義の鉄槌を落とした気持ちでいるのかもしれない。むしろ、魔女になってしまった親戚の女性を救済する気持ちすらあったかもしれない・・・

 他文化のことと笑ってはいられない。殺人にまで及ぶことはさすがに聞かないが、占い師と名乗るインチキ野郎がマスコミにのさばっているのだから。

ネパール女性、「魔女の呪い」理由に親族に焼き殺される (CNN.co.jp) – Yahoo!ニュース.

カトマンズ(CNN) ネパール中部で18日、40歳の女性が親族らから暴行を受けた末に焼き殺された。地元警察によれば、親族らは女性が魔女だと信じ込んでいたという。

現場は首都カトマンズの南西約80キロの町。女性は祈とう師から、親族の1人を病気にする「呪い」をかけたと非難されていた。これを信じた親族らが同日朝、牛小屋の掃除を終えたばかりの女性を襲い、棒や石で打った後、灯油をかけて火を放った。女性には2人子供がいて、このうち9歳の娘が一部始終を目撃したという。

警察は、祈とう師2人と女性5人、8歳の少年を含め、殺害に関与したとみられる10人を拘束した。警察によると全員が犯行を認め、殺人罪に問われている。

近所の住民らは警察に、襲撃に気付いた時はすでに遅かったと話した。

同国のバッタライ首相は国民に、民間信仰に惑わされることのないよう呼び掛けた。政府は女性の子どもたちに、100万ネパールルピー(約100万円)を支給すると発表した。

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