ドローン、刑務所敷地内にお届け

amazon-air 嗜好品ならまだマシだ。危険なのは兵器だ。

 日本なら脱獄しても生活が難しい(罪を犯してなくても生きにくい社会)。が、国によっては、戸籍を証明するものが無くても普通に生活できるところはある。非合法組織が警察と敵対してエコシステムを築いているような場所では、脱獄してそこにたどり着けば生活には困らない。そんな国で囚人の手に脱獄のための兵器が配達されたらどうなるかは簡単だ。

 「金網越しに空を仰ぐ」といった表現が刑務所暮らしを表す事になる時代が近づいてくる。その前にドローンを迎撃するシステムが実用化されれば変わってくるが・・・もちろん、ロボット刑務官による抵抗者の殺傷が許可されれば監視側の圧倒的兵力の前に脱獄チャレンジのハードルは上がるだろうが・・・ロボット刑務官による囚人殺害がいつ発生するのか。一号は誰か・・・

ドローン、刑務所敷地内にヘロイン、マリファナ、タバコをお届け : ギズモード・ジャパン
どんな技術も発明も、悪事に使おうとする奴は必ずいるのです。インターネットだって、ドローンだってさ。先日、オハイオ州の刑務所にドローンが潜入。このドローン、ただ入ってきただけではなく、所内にある囚人運動用の広場にヘロイン(7グラム)、マリファナ(65グラム)、タバコ(145グラム)が入った荷物を落としていったのです。

もちろん、偶然に落ちたのではありません。これは配達です。パッケージが落とされるやいなや、囚人同士でケンカが起きたということなので、彼らは何らかの方法で事前に知っていたのかもしれません。(というか、誰かが注文した可能性が高いでしょうし)

ドローンで刑務所にこんなものを届けるなんて、絶対見つかって失敗しそうなマヌケな方法だと思いますが、どうやらそうとも言えないようです。ネタ元のBusiness Insiderによれば、昨年にも携帯電話とマリファナ、タバコの荷物をドローンを使って刑務所内に届けようとした事件がありました。

こちらは、敷地潜入前に壁に激突して墜落したとこのですが。失敗したからこそ明らかになっているわけで、もっと多い件数が起きそのうちいくつかは人知れず成功しているのだとしたら…。ドローンはすでに囚人への配達手段として、あちらの世界では当たり前になっているとしたら…。

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