メダル(オリンピック・世界選手権)146個にドーピング疑惑

okygen_epo-1000-60-softgels_1 「キャノンデールガーミンのダニエルソンがレース外検査でテストステロン陽性 | cyclowired」を記事を読んで、「残念。今年も失格者が出たか」と暗い気持ちになっているところで下の記事があった。

 下の記事は陸上競技に限った数字だ。頻繁に検挙されるパワー系の種目、重量挙げ・投擲・格闘技・水泳などが含まれていない。それらも含んで検査したらどのような数字になったか分からない。

 自分が同じ薬を飲んだとしても同じパフォーマンスを発揮できるわけではないので、彼らに対する尊敬の念が消えることはない。

 ただ、納得出来ないのは、ランス・アームストロングに対する処罰と他のトービンガー(というのか?)との罰則の違いだ。この調査で明らかになったメダリストはなんの咎めもないし名前も出ないままだ。自転車界でも、ドーピングで失格になった後謹慎期間を経て復帰した選手は多い(ロンドンオリンピックの男子ロードレースで優勝したヴィノクロフも)。なのに、なぜランス・アームストロングは永久追放処分なのだろう。

 後になって遡って罰則を適用するのなら、技術的にできる限りの検査をして、罰則を適用するべきだ。「一部の選手にだけ遡って罰則を適用し、他の人間は協力と見返りに不問に付す」というのでは、「うまくやって引退までにげきれば大丈夫」ということを公式に認めていることになる。

陸上 : メダル146個にドーピング疑惑 日本選手に5% – 毎日jp – Cybozu.net
【ロンドン矢野純一】2日付の英紙サンデー・タイムズは、2001年から12年に開催された五輪と世界選手権の、陸上中長距離種目出場選手のドーピング(禁止薬物使用)検査結果を入手し、金メダル55個を含む146個のメダルにドーピングの疑いがあると報じた。日本選手の検査結果も5%で異常な数値を示したとしている。

同紙は国際陸上競技連盟(IAAF)内の情報提供者から、陸上800メートルやマラソンなどに出場した約5000人、1万2000件以上の血液検査データを入手。同紙から依頼を受けた専門家2人が分析した。その結果800人以上が「ドーピングの疑いが強い、または通常(の値)ではない」と指摘。ロンドン五輪10個のメダルが「疑わしい」とした。

同紙は情報提供者から、選手名を公表しないとの条件でデータを入手。具体的な選手名は挙げていないが、異常値を示した割合を国別に並べた一覧表を掲載し、55カ国を挙げた。

ロシアが30%と最高で、ウクライナ28%、トルコ27%と続き、日本は米国や中国などと同率の5%。ロンドン五輪の100メートルなど3種目で金メダルを獲得したウサイン・ボルト(ジャマイカ)は含まれていないという

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