巡業と誰もが幸せにならないシステム

 ここ数ヶ月、パワーポイントの起動時間が長くなった。FMPやWordは言うまでもなく、Excelよりも使っている時間が長いくらいだ。

 今日も、工場に行って説明会を行った。

 今回から工場への出張で自家用車を使うことが禁止された。理由は「規程で禁止されているから」だと。

 しかし、数十年前から出張には自家用車を使ってきた。車なら一時間半もあれば余裕で着くが電車を使うと、片道二時間半くらいかかる。しかも、駅から工場まではタクシーで行くしかないので、費用的には会社の負担が増える。自分は時間がかかってしんどいし会社は費用負担が増える。誰も得しない。

 これまでは、グレーだったがどう考えても車で行くほうが合理的なので、誰も何も言わなかった。それどころか、他の出張者を駅やホテルに送り迎えをしたりもしたので、会社にとっても経費節約に大きく貢献した。送迎の時には役員を乗せたこともある。工場は田舎なので車があれば便利で速い。送り迎えと言っても10分程度走るだけだ。出張時には終業が早いので、普段よりはるかに早く帰路につく。なので、そこで10分遠回りをしても何ら負担は感じなかった。お互いに便利で快適で経費も節約できた。

 それを言い出したのは、中途採用で入ってきた上司と管轄部署の部長だ。その二人が入ってくるより前から慣習的にやって来たことだ。それが規程を杓子定規に当てはめようとしてこのようなことになった。これまでは、現実的な許容範囲で運用すれば誰も損をしないからと規程を変えなかったのだ。

 こういう「ゆるさ」を許容しないのがコンプライアンスかwww

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