なんだって?「PC首位のNECが、なぜタブレットに力を注ぐのか」

2013年の世界PC売上シェア 昔のように一社で40%という時代ではなくなった。 日本メーカーの名前はない。
2013年の世界PC売上シェア
昔のように一社で40%という時代ではなくなった。
日本メーカーの名前はない。
【大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」】PC首位のNECが、なぜタブレットに力を注ぐのか ~発足3年目を迎えたNEC PCの方針を留目常務に聞く – PC Watch

長いインタビューなので、かいつまんで引用する。突っ込まなかったところにも興味深い情報がある。

そうした中、NECパーソナルコンピュータは、「PCプラス」(PC+)戦略の一環として、タブレット市場への本格参入を宣言した。2020年には、PCとタブレットの出荷台数を同規模にまで高める姿勢を示し、それに向けた第1歩を踏み出したと言える。NECパーソナルコンピュータの留目真伸取締役執行役員常務に、3年を経過したNECパーソナルコンピュータの今と、将来について聞いた。

 今頃?3週遅れが何いってんの?

 今のタブレットのプラットフォームを作ったのは Apple でフォローした Android 端末が普及を加速した。NEC はなんにも貢献していないよ。情弱を馬鹿にしたようなゴミを出したけど売れなくてたたき売りして在庫を処分したのしか見ていない。

 未だに、自社が Apple や Google、Amazon の競合だと思っているとしたらおめでたいとしか言いようがない。NEC は他者の要素技術に依存したその他大勢の組み立て屋でしかない。その点で中国メーカーに完敗したのだろう。だからレノボの傘下に入るしか無かったのだろう。

 以下、非常に長いことをお断りしておきます。

――NECパーソナルコンピュータが業界全体の実績を上回った理由はなんでしょうか。

留目氏:NECの安定感に対する市場評価が高まったことが挙げられるのではないでしょうか。1つは、NECは毎シーズン、確実に全ての製品を一新し、新たな商品提案を行なうという姿勢を貫いてきました。これに関しては、今後もスタンスを変えない計画です。何かしらシーズンごとにバージョンアップの要素がありますので、それを具現化した形で投入していく考えです。NECパーソナルコンピュータは、これまで以上に、コンシューマPCに対する開発投資を強化し、この姿勢を継続します。

初耳だった。「どうせXPの買い替え需要と消費税増税前の駆け込み需要でしょ」と思っていたが、この風は Windows PC 組み立てメーカー全体に吹いたのだから、その中で良い成績というのは評価していいだろう。理由については全くわからないが、こんな時期に駆け込みで買い換えるような層にはPCキュウハチ世代の老人が多いのではないだろうか。そして、そういう人は家電量販店で買うことが大半だろうから、店頭にある日本製のゴミPCが売れたのだろう。

一方で、個人ユーザーに対しても、Windows XPからの切り替えのためのサポートツールを用意し、動画やマニュアルを通じた支援、さらにはコールセンターを通じた支援など、ユーザーが悩んでいるところをしっかりとサポートできる体制を構築し、それが受け入れられたのではないでしょうか。

残念ながらまだ市場が見えていない。NECの店頭モデルに入っている要らないプリインストール群にうんざりしている人は多い。家電量販店で買った老人の大半は年賀状印刷くらいしか使わない。デジヲタ層はこれらのプリインストール群が嫌いだからNECを買わないという人間がいる。

――2014年度のNECパーソナルコンピュータのPC事業のポイントはどこになりますか。
シェアという点では、レノボ・NECグループは、他社から、頭一つ抜け出した形になっていますから、業界のリーダーとして、市場の健全性といったことについても、しっかりと考えていきたいと思います。

 ここに一番引っかかった。シェアはレノボのシェアを入れてNECグループというのは卑怯だろう。レノボは世界的にはNECをはるかに上回るシェアを持っているビッグプレーヤーだ。NECが傘下に入ったというのが世界市場での姿だろう。「業界のリーダー」には呆れる。

 そもそも、Windows PC 市場のリーダーは Microsoft だろう。次が Intel で組み立て屋はその次だ。レノボ、HP、Dell、Acerといったところか。NECはリーダーどころかその他に埋もれている。

PC市場は、今後大きな成長が見込めないのは確かですが、必ず残っていく市場です。NECパーソナルコンピュータは、日本市場に向けて製品を提供しているメーカーです。日本のユーザーに望まれる付加価値の高いPCを提供し続けて行かなくてはならないと考えています。

いやいや、付加価値は要らんて。Windows PC なんだから独自性なんか付けられても迷惑なだけ。

――NECパーソナルコンピュータは、今年5月に個人向けタブレットとして、「LaVie Tab」を発表しました。その際、NECパーソナルコンピュータは、2020年までに日本のタブレット市場を倍増させ、その牽引役になると宣言しましたね。その狙いはなんですか。

留目氏:日本のタブレット市場の推移をみると、2013年前半までは、前年同期比2倍以上という非常に高い成長を遂げていたわけですが、10月以降は一転して前年割れに陥りました。PCを置き換えてしまうのではないか、とまで言われたタブレットが、すでに踊り場にきていて、限界説まで囁かれています。

しかし、先進国におけるタブレット普及率を見ると、米国は42%、英国は37%。これに対して、フランス、ドイツ、日本はともに18~19%台の普及率に留まっています。日本は、まだ成長の余地があるのに踊り場に差し掛かっているのです。

日本のIT活用力は遅れており、各種調査によると、インターネットの普及率では世界30位、スマトーフォンの普及率では44位、IT競争力は21位。日本は、IT活用力だけでなく、ITインフラの整備でも遅れているのが実態です。スマートフォンが普及しているから、タブレットが普及しないという議論も成り立たないわけです。この普及率の低さは、日本人の生産性の低さ、そして、日本の企業の競争力にも影響してくると言えます。

 えっ?インターネットの普及率のソースを示して欲しい。

 それと、生産性という概念が突然現れたが、日本の生産性が低いという裏付けがあるのだろうか?また、スマートフォンやタブレットの普及率と生産性に因果関係があるのだろうか?

 スマートフォンやタブレットが普及すれば生産性が上がるのか?全然根拠が無い。

現在、国内タブレット市場は年間700万台。これを2020年には1,400万台の市場にしていかなくては、日本の国際競争力も高めることはできません。今後6年をかけて年間1,400万台の出荷規模にまで拡大できれば、個人へのタブレット普及率は62%にまで高まることになり、多くの人がタブレットを利用するという環境になります。2020年の東京オリンピックのタイミングに、日本が最もIT活用力のある国だということも発信していきたい。そうした思いも込めています。

 NECが頑張っても無理でしょ。2013年度のNEC製タブレットが何台売れたの?iPad は1億台近く売れているし、台数から行けば Android の低価格端末はもっと多い。そもそも、NECがそれだけの生産をこなせるのだろうか?ないよね。

 NECパーソナルコンピュータは、PCの黎明期から、そうした課題を解決する役割を担ってきた会社ですから、その意味でも、当社が取り組むべき課題です。だからこそ、日本のタブレット市場の拡大を牽引していきたいと考えています。

 いやいや、PCキュウハチが日本企業のパソコン普及を阻害したのは常識でしょ。DOS/V を待たなければならなかったのは NEC と Microsoft の陰謀だと思ってたよ。

 NEC がやらなくても、Apple と Google と Amazon がやってくれてるよ。タブレット市場拡大に貢献しているのはこの 3 社だけでしょ。せいぜい、日本市場のみで SONY が絡んでくるだけ。NEC に誰も何も期待していないwww

――しかし、残念ながら、NECには、まだタブレットのイメージがありません。そのNECがどこまで成果をあげられるでしょうか。

留目氏:1つの成功の糸口が見えたかな、と思っています。というのも、これまでのタブレットの購買層は、都市型店舗を利用する、ITリテラシーの高い人が中心でしたが、NECパーソナルコンピュータのタブレットは、都市型店舗だけでなく、地方都市の販売比率が他社に比べて高い。むしろ、地方都市の方が、成長機会があることが見えてきたわけです。他社は、地方都市比率が2割程度でしょうが、当社の場合は、約半分が地方都市だった。ここに、NECパーソナルコンピュータが勝負できるところがあると考えます。

NECパーソナルコンピュータでは、PCで培った販売店との協力体制によって、店員向け教育も含めて、お客様に新たな提案と、しっかりした説明ができる環境を作ります。まずは、お客様に理解して購入していただく仕組みを作りたいと思っています。近くの販売店で購入できる製品に成長していくことができるかどうかが、タブレットの普及にも影響してくると考えています。

 ゴミみたいな端末を情弱に売りつけるような商売をしていてよくこんなことが言える。

 せめて、家電量販店の店頭にあるデモ機全てが「使える状態」であることを営業マンがチェックした方がいい。店が設定を面倒がるなら営業マンが設定し、必要ならWAN回線を用意して、「売り場で唯一ネットにつながって試せる端末」にするくらいのことをしないとダメ。

――タブレット普及に向けて取り組む宣言を、Android搭載タブレットの会見で行なったわけですが、これは、今後のタブレット事業は、Android中心でやっていくという意味ですか?

留目氏:いいえ、それは違います。たまたまタブレットの方針を発表したタイミングでの新製品が、Androidだったということです。NECがAndroidに特化するということはありません。市場がどういう成長の仕方をするのかが、まだ見えていない。Windowsについては、PCで慣れているユーザーが手に取るケースが多く、日本でも徐々にWindowsタブレットの構成比も上がってきています。今後、発表する製品としては、WindowsもAndroidもラインナップをしていきます。

今レノボでは、8型を中心に、Windowsタブレットの事業がうまくいっています。レノボは、NECよりは不親切かもしれませんが(笑)、コストパフォーマンスの高い製品をいち早く導入し、アーリーアダプタを確実に捉えていきます。それに対して、NECパーソナルコンピュータは、一般ユーザーに普及していくフェーズにおいて力を発揮し、マジョリティ層を確保していくことになります。

 他メーカーが作ったOSエコシステムに寄生するしかない組み立て屋なんだから、難しいこと考えずにシェア争いに邁進した方がいいよ。だって NEC の作るモバイル端末ってかっこ悪いもん。性能は要素技術依存で横並びだし。何一つ「NECだから」ということがないんだから。

「なんだって?「PC首位のNECが、なぜタブレットに力を注ぐのか」」への2件のフィードバック

    1. ですねぇ。Androidで儲かるのはGoogleと中国メーカーだけという構造が出来上がってるのにねぇ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です