東芝 Chromebook Haswell 13インチ(1366×768) 16GB SSD 1.4kg $279

 一昔前のネットブックというカテゴリの製品だ。画面の解像度は低いが、低価格ノートPCとして考えれば特に問題はないだろう。ネットブックがユーザの支持を得られなかった主な原因はその速度にあったが、Haswell プロセッサと SSD 搭載で解消されている可能性はある。

 しかし、個人のPCとしては問題外だろう。重すぎて持ち運びできない割に自宅のメインPCにはできない(iTunes が動かないので iPhone や iPod の母艦にできない。メディアサーバーとしてはストレージ容量が足りない。メディアプレーヤーとするには液晶がしょぼい)。個人のサブコンピュータとしてPC(win or mac)にこだわる必要がないなら Android か iOS のタブレットのほうが使い道は多いし快適だ。個人向けのネットブック(低価格・低品質のノートPC)という市場は無くなったのだ。

 個人の端末ではなく企業向けのクライアント端末としてばら撒くのには良さそうだ。問題は、企業が使っている業務用のプログラムを chrome 対応させられるかどうかだけだ。しかし、この市場は記事にもあるように既に他のメーカーがなだれ込んできている。この市場も windows PC や Android タブレットと同じ厳しさの競争になるだろう。利益をあげられるのは価格競争に打ち勝てる企業だけになる。しかも、Windows PC よりはるかに狭い市場でだ。ここで生き残れる企業は多くないはずだ。

東芝もChromebookを発売; 画面13インチ, SSD内蔵で279ドル | TechCrunch Japan
ここCES 2014で、Toshibaが、GoogleのChrome OSをOSとする13.3インチのChromebookラップトップを披露した。そのお値段は、300ドルを切っている。

これは同社初のChrome OS機だが、すでに競合は激化しつつあり、Dell、Lenovo、HP、Acerといった大所(おおどころ)が超軽量のノートブックでこの市場に参戦している。

ToshibaのChromebookはIntelのHaswellチップを使用し、電池寿命9時間を約束している。

ディスプレイは1366 x 768の13.3インチ、本体の厚さは0.8インチ、重量3.3ポンドだ。

内部には、Haswellプロセッサと並んで16GBのSSD、2GBのRAM、デュアルバンド(802.11 a/b/g/n)WiFiがある。WiFiはいわば、Chromebookの心臓部だ。

OSとして動くChrome OSは、OSの仮装をしたChromeブラウザだから、利用できるアプリケーションはWeb上でアクセスするいわゆるWebアプリケーションが多い。

しかしGoogleは、Google Apps、Gchat、Hangoutsなどの高度なサービスによって、Chromebook上のユーザ体験の充実に努めている。〔一部のアプリケーションはオフラインでも利用可。〕

発売は2月16日を予定、価格は279ドルだ。

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