すでにプロだろ

 それ以前に駅伝に勝つために海外から選手を招くことは問題にならないのか。もちろん、留学生が偶然才能豊かなランナーである可能性もあるし、その場合に出場を阻むことはすべきではない。しかし、才能あるランナーの比率は、たとえアフリカ諸国であってもそう多くはないだろう。留学生の大半が長距離選手というのでは売名のために留学生をまねいていると言われてもしかたが無い。

 この構図は高校野球と同じだ。高校野球で問題になったもの以上の金がかかっているだろう。1区以外なら走らせてもいいのなら、高校野球も特待生選手は先発させないとかでいいじゃね?それが、教育の一環としての学生スポーツとは呼べないだろうが。この高体連の決定はそういうことだ。しかも、その根拠が「まったく興ざめだ』などというおしかりの声」というから冷笑するしかない。

 スポーツは往々にして面白くないものだ。強いものが勝つのだ。それでいい。スポーツとしての姿を追求するなら、観客の「おしかりの声」に耳を傾ける必要などないはずだ。

 この発言は、高体連が高校生を只で使える若手芸人としてしかみていないことの証拠だろう。だから、谷町が面白くないと言ったら、演出を変えるという発想が出るのだ。

asahi.com:高校駅伝「1区」は外国人留学生ダメ 高体連決定 – スポーツ
2007年05月22日20時10分

 全国高校体育連盟(高体連)は22日東京都内で理事会、評議員会を開き、来年の京都市での全国高校駅伝競走大会(男子7区間、女子5区間)から男女ともに外国人留学生の1区(男子10キロ、女子6キロ)起用を禁止することを決めた。各都道府県の予選にも同様の規則が適用される。

 近年、特に男子ではケニア出身の留学生が最長の1区に起用され、序盤から大きくリードする展開が続いている。駅伝の魅力のひとつである競り合う展開が少なくなり、関係者や一般のファンから批判の声が上がっていた。

 今回の措置について高体連の梅村和伸専務理事は「1区で大きく外国人留学生がリードし、ファンから『まったく興ざめだ』などというおしかりの声が殺到しており、建設的に検討を重ねた結果、今回の措置になった」と話した。

 駅伝の外国人留学生の出場については、95年から1チーム1人と定められている。昨年の大会では男子は出場した留学生5人のうち4人が1区に起用された。

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