ケータイウラシマン

 ケータイの新機種や新機能に興味を失って2年くらい経つ。下の記事で語られている機能やサービスとほとんど無縁だが、毎日ケータイは使っている。

 業界に生息していると、こういうサイレントマジョリティがいないと勘違いしてしまうようだ。迷惑なのはこういう「業界人」が消費者やメーカーをミスリードするということだ。

 本来なら、電波の使用効率のよいG3になれば、設備投資が一段落したら利用料金の値下げに繋がると言っていたはずなのに、次々現れる「次世代の技術」に追いつくための投資に回されてしまう。高速道路の通行料と同じやり方だ。

 高速道路は、ガラ空きの不採算路線を見れば一発で計画がおかしかったことが分かるが、ケータイキャリアの場合はほっかむりしてしまえば誰も分からない。損をするのはユーザだけだ。

 音楽配信もケータイキャッシングもBluetoothも、必要としている人間は少数派でしかない。普及させたがっているのは、普及によっておこぼれに預かれる業種と業界寄生虫だけだろう。

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