iPod shuffle G2 -03(UI 第一印象)

 クリップで服にとめてみて気づいた。それまで、イヤホン端子のある方が下だと思っていた。しかし、上下という概念は意味は持たないことが分かった。

 音量ボタンの+がイヤホン端子の側にある。当然、UI上+のある方が上だ。説明書にも+を上にしたイラストが使われている。普通のデザインであれば、それを基本にクレードルに差し込む方向もボタンの上下がクレードルに置いたときも上にくるようにするところだし、そうすることは簡単だったはずだ。

 しかし、そうしていない。そうすることで iPod shuffle G1が首からぶら下げた状態で、ヘッドフォン端子を下にぶら下げ、持ち上げたときにそれが操作上の12時方向にくるように計算されていたのを引き継いでいる。

  iPod shuffle G1が垣間見せた、デバイスの上下概念に対するアンチテーゼを押し進めたものだと言える(そんな大げさなものかどうか知らないが)。 iPod shuffle G2 には、上下という説明は通用しない。「ヘッドフォン端子を12時として」とか「電源ボタンを上にして」という相対的な位置関係しか無いからだ。

 まあ、ボタンを見て「+を上に見て」と言えばいいが、目の不自由な方にはそれは使えない。「ヘッドフォン端子が上になるように持って、丸いボタンの上が+で音量アップで・・・」と説明するのが正解。ちなみに、 iPod shuffle G1 の時に、 iPod shuffle は目の不自由な方に最高のUIであると気づいた。他機種のような視覚的UIに依存した操作体系では操作不能に陥る場合があるからだ。(iPod shuffle のできることが少なすぎるおかげということもあるが)

 iPod shuffle G1 では、スライドスイッチで電源のオン/オフとシャッフルモードの設定を行っていた。これが意外とくせ者で、途中で止めることが難しかったりした。G2では独立したボタンになったので、扱いやすくなった。ただし、ボタンそのものは小さいので爪で操作するというイメージだ。ただ、シャッフルモードは使う人によってどちらかに固定されるだろうから問題はないだろう。

 その他の操作では、G1 の操作ボタンの上にあったステータスランプは無くなって、電源ボタンの横のLEDに集約された。あの、外からは奥に何かあると全く分からない所がほのかに光るインジゲーターは大好きだったが、金属のケースにしたために採用できなかったのだろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です