JR西日本

 最近多いのは、宝塚駅と中山寺駅間の踏み切りトラブル。先日も20分近く遅れた。

 中山寺駅に快速が止まることで近くの踏切が「開かずの踏み切り」化しているのではないだろうか。

 あの駅に快速を止めることは最初からおかしいと思っていた。乗降客も少ないし、他との接続があるわけではない。両隣の宝塚も川西池田も他社との接続があるので快速をとめないわけにはいかないのだから、中山寺は通過が順当だ。

 これを変えないのは、おそらく、ビジネス上の利害によるものとしか思えない。沿線の開発利権や駅周辺の商業施設との利害関係があるのだろう。

 私企業だし、私鉄が沿線の開発のために鉄道を活用してきたことを考えれば当然ともいえる。しかし、それが安全に優先する形で無理やりねじ込まれるのは、乗客としては納得しがたい。

 しかも、JR西日本はそういう姿勢を改めると宣言したばかりだろう。にもかかわらず、JR福知山線の過密ダイヤに拍車をかけた中山寺に快速電車を止める行為をやめずに、速度緩和は本末転倒だろう。

 やはり、「JR西日本は安全より経営を優先する企業」というレッテルは外せないだろう。

Yahoo!ニュース – 読売新聞 – JR西で急停止続発、運転士不慣れでATS作動

 JR福知山線脱線事故を教訓に、カーブでの速度超過を防ぐためJR西日本管内に設置された自動列車停止装置(ATS―SW)が、運転士の減速操作の遅れが原因で作動し、緊急停車するトラブルが続発していることがわかった。

 乗客の負傷などの報告はないが、JR西は、これまでより高速で走行してもATSが作動しないよう、約400両の車両について、装置の制限速度を「緩和」する異例の対策に取りかかった。

 福知山線の事故は、快速電車が制限速度を大幅に超えるスピードでカーブに入ったのが主原因とされ、国土交通省は昨年5月、脱線の恐れがあるカーブにATSを整備するよう全国の鉄道会社に指示。JR西は今年3月までに、すでに高性能のATS―Pを整備した京阪神などを除き、管内の計1234か所にATS―SWを設置した。
(読売新聞) – 8月21日15時7分更新

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