GIANT RX3 購入

 先週発注したRX3を受け取りに行った。自転車屋までは約10KMあるのでバスで行った。

 自転車を盗まれた後で、次の自転車のためにと買っていたのだ。1年以上放置状態だったものを取り付けてもらった。先週試乗したときに高すぎるように感じていたハンドルは一番低い位置にしてもらった。実際にはハンドルと言うよりステムの取り付け設定ということだが、自分でやるのは、難しくはないが、めんどくさいから。防犯登録シールはよく見えるところに貼ってもらい、ベルも取り付けた(法律上の義務有り)。スタンドはオプションで発注していたものが取り付けてあった。

 クレジットカードが使えないというので、コンビニまで現金をおろしに行くというロスタイムが入ったこともあって、店を出るのに1時間近くかかった。

 帰りに、100円ショップに寄って、ワイヤーロックとレンチセットとタッチ手袋を買った。そこから、北神戸イオンモールに寄り道してユニクロで通勤用のアイウェアを買って帰った。サイクルコンピューターをつけていないので正確な距離は分からないが、20km弱の走行距離で獲得標高は200m程度の初乗りだった。

 フレームは GIANT 得意のハイドロフォーム・アルミでトップチューブとダウンチューブは複雑な形状だ。完成車で5万円台ということが考えられない。円高のおかげもあるだろうが、GIANT の生産能力の向上も効いているのだろう。ダウンチューブは太くロードレーサーのような迫力に満ちている。

 ハンドルは今風に少し狭いものが付いていて切らなくてもよさそうだ(GaryFisher は3cm近く切った)。ただ、バーエンドグリップが付いていないので力を入れたいような場合(信号からの立ち上がりや上り坂)で上半身の力が使えない。コンポは Shimano のトリガー。小さいギアに変速するときにレバーを人差し指で引くことで行うタイプだ。TREK 7100 に付いていたものと違い、ハンドルより下にあって使いやすいが、Hoo Koo E Koo に付いていた SRAM9 のほうが扱い易かった。まあ、価格が3倍近い自転車についてたコンポと比較すること自体無理があるが・・・タイヤはフルスリックなので、雪道は怖いかもしれない。サスのないシートポストにスポーツ寄りのサドルで自分には使いやすい。

 前ギアのガードやスポークの反射板はすぐに外したいところだが、通勤用なので外さない。Hoo Koo E Koo にはギアガードは付いていなかったが、スポークの反射板は外した。

 ギアは 3X8 のマウンテンバイクのような構成で、平地ではインナーの出番はない。クランクが 170mm というのが短足の自分には残念だったが、Hoo Koo E Koo も170mmだったから、マウンテンバイクの思想なんだろう。

 Fサスが無いので、クロスといっても TREK 7100 とはかなり乗り味が違う。ロードに近い。というより、フルアルミフレームは路面の凸凹を正確に体に伝えてくれる。ひび割れていたり、凹凸や継ぎ接ぎだらけの田舎国道・県道を長距離乗ると辛そうだった。スポーツ自転車に乗り始めた頃に乗っていたもっどハードなフルアルミロードで 100km を走ったりしていたのにフルカーボンに慣れてしまって鈍ってしまったようだ。

 しかし当然ながら、ママチャリとは全く異なる転がりで爽快感があるので楽しい。少々の登りも足にくることなく走っていけるし、ギアが多いので(3×8)自分の体力にあった強度が選べる。ただし、カゴは付けられないしタイヤが細いので路面状況への意識を高く持っていなければならないという意味ではロードに近い。

 マウンテンバイクと比べると、舗装路では軽いので楽。グレード的にはるかに高い GaryFisher Hoo Koo E Koo に舗装路用タイヤを履いた状態と比較しても楽だ。

 フルカーボンのロードと比較することに意味があるのかどうか分からないが、比べてみると、平坦路では意外なほど差が少ない。が、上にも書いたとおり振動の吸収では劣っているし、登りの軽さでも明らかに違う。後、ホイールの重さのせいか、取り回しは少し重い感じがする。まあ、重く感じるのは当然で重量が3kg近く違う。

 全体に、コストパフォーマンスの非常に高い自転車だと感じたが、スペシャリストではない。マウンテンバイクのように段差を物ともせずに走るようなことはできないし、ママチャリのように荷物が積めるわけでもないし、ロードのように山を登ることもできない。しかし、服を着替えることもせずに軽いフィットネスレベルの運動をするのにはちょうどいいと思う。

 ただ、個人的にひとつだけ気にくわないことがある。それはグリップ。エルゴノミクスデザインとやらで丸くないグリップが付いているのだが、しっくりこない。バーエンドグリップが付いてないので、これも、既に買ってあるバーエンドグリップを取り付けるときに考えたい。

 家についたら、これまた買って置いてあった、ライトとリアのランプを取り付けた。帰り道は暗闇なので必要なのだ。

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