iRiver T20 512MB (4) 操作その他

 「できること」自体がshuffleと比べ物にならないくらい多い機能を6つのボタンだけで操作するのだから仕方ない。メニュー体系は悪くない。困ったときはMボタンを長押しすれば機能を選ぶメニューになる。その後ほとんどの場合は「設定」メニューで設定を変更することになる。「設定」メニューのツリーは長く・深い。「再生・ストップ(決定・選択)」、「M(階層戻り・キャンセル)」、「送り(次アイテム)」、「戻り(前アイテム)」の4つのボタンを駆使してメニューツリーを飛び回らなければならない。ケータイに馴染んでいる人ならすぐにマスターできるだろうが、ケータイの設定ができないような人はやめておいたほうがいい。

時計・タイマー
・時計が常に表示されているのはちょっと便利(小さいので歩きながら確認するのは大変だが)。シンクしたときに時計も合わせてくれるとさらにいい(iPodはする)。
・スリープタイマーがあるので、朝起きて電池が切れているという心配がない。(shuffleにはないが他のiPodにはある)
・アラーム機能があるが、ヘッドフォンを付けたまま寝るということはあり得ないので、あまり効果的ではないだろう。

ラジオ:
・FMラジオの感度は期待していたものよりはるかに低かった。自宅で快適に聴けるのはNHKと市のコミュニティ放送局だけだった(大阪市内ならFM802とかFM大阪を電車内でクリアに聴けることが確認できた)。
・iRiver plus2 で ラジオのプリセット局設定ができるのは便利。
・ラジオの留守録の設定が独特。「DAILY/MON-SAT/MON-FRI/SUN/SAT」という設定しかない。特に、「MON-SAT/MON-FRI」の意味が分からない。お国柄でなにか土曜を除くとか火曜を除く帯番組とかがあるんだろうか・・・
・電波状態のいい場所に澄んでいればかなり使える機能だとは感じたのでかなり残念。

イコライザ:
・T20に限らずイコライザが一番威力を発揮するのは音楽より podcast やラジオのトーク番組だと感じる。(suffleにはついていない)

音質:
 圧縮音源のプレーヤーを電車の中で聴くときに音質にこだわっても仕方がないだろうが、特に問題はない。イコライザもあり、良く聴く音楽のジャンルや好きな音色に合わせられるので、万人に対応できるだろう(「10万円以下のスピーカーはクソ」とかいう人は、mp3プレーヤーを聴くべきではないだろう)。そういう意味では、いろんな人が自分好みの音で楽しめるかもしれない。

 静かな場所でスイッチを入れるとレベルの低いホワイトノイズが聞こえる。ノートPCのヘッドフォンジャックにヘッドフォンを挿したときに時々こういう音がするマシンがある(俺のomnibookがそうだ)が、そんな感じだ。移動中や音楽を聴いているときに聴こえるほどではない。

マイクレコーディング:
・音質の設定(サンプリングレート)が可能。
・意外にクリアに録音できるのにビックリした。メモリさえ確保しておけば数時間の録音が可能だ。ただし、録音には電力を使うらしく、電池の消耗が早い。重要な会議等のレコーディングが目的なら(そんな場合は別のデバイスを使えという指摘は別として)USB充電アダプタを使うほうがいいだろう。PCのUSBポートに入れているとPCのファンの音や操作音を拾うだろう。

ダイレクトレコーディング
・ヘッドフォンジャックのある機器からならソースを問わず録音できる。ビデオ録画したライブ音源からmp3を作るのも簡単。MDやテープ、レコードといった音源からでもmp3データを作成できる。CDのある音源であればタイトルデータの取り込みや音質的にCDから取り込んだほうがいいが、CDのないタイトルからmp3データを簡単に作成するのには使える。
・ポータブルMDプレーヤーからレコーディングしてみたら、音質的には不満はないが録音レベルが小さい。T20の録音レベルを最大にしても小さいのでMDの音量を7/10くらいにしなければならなかった。こんな音量にすると本体の出力自体がひずむ可能性がある。ダイレクトレコーディングにはポータブルよりMDコンポのほうがいいかもしれない。
・録音したデータをPCに取り込むのは簡単。RECORDフォルダに入っているので、ドラッグ&ドロップでHDDにコピーするだけ。もちろん、そのまま他のジュークボックスソフトに読み込ませればiPodやm:robeで聴くこともできる。一つ不可解なのは、これで作ったmp3ファイルがAudionというmac用mp3編集ソフトで開けられないこと。

追記:
 NHKFMの番組を予約録音。NHKならクリアなので、快適そのもの。でも、滅多にないんだよなぁ。NHKでレゲエ(^^;

//

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です