次なるチャレンジャー

 iPod がこじ開けたデジタルオーディオプレーヤーの扉に群がる挑戦者は多いが、正攻法では勝ち目がないと読んだのか、ニッチ狙いの色物が面白い。今日見たのはシーグランド株式会社のレイブメタルRM600

photo05 対応OSがwin98SEで推奨環境が「Pentium2以上」となっているので、相当前からある機種なのかもしれないが、この形のMP3プレーヤーは初めて見た。その昔、携帯カセットプレーヤーのオプションパーツとして、カセットテープの形をしたFM/AMラジオを持っていた。また、iPodやMDなどをカセットプレーヤーしかないカーステレオで聴くためのアダプターも知っている。しかし、単体で使えるプレーヤーは初めて見た。一本取られた感じがした。

 しかし、アイデアはいいが色々と問題点が多い。まず第一に、価格が高い。512MHzのiRiverが実売7000円、iPodは7800円のときに、24,801円では辛い。また、プレーヤーに入れたときにカセットプレーヤーのオンオフに反応して再生・ストップができるらしいが、曲選択はできるんだろうか?リモコンでもついていれば、通常のラジカセを使っているときでも便利かもしれないが・・・せっかくなので、単体で使うときのための工夫も欲しかった。これだけの容積があるんだからヘッドフォンをしまうスペース(引っ掛けて固定するだけでもいいから)があれば特徴になっただろう。

 カーステレオやラジカセ等のアダプターのように手持ちのmp3データを活用するということだけが目的ならこのままでもいいが、それにしては価格が高すぎる。メインとなる iPod や他のデジタルオーディオプレーヤー小容量で高いというのでは誰もついていけないだろう。

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