Appleの新製品

 今度はHDモデルをリニューアルしてきた。

 20GBモデルは30GBモデルに容量が増加し、より小さくなったというだけで大幅なコストパフォーマンスアップだ。

 しかし、話題のビデオ視聴機能については今ひとつピンとこない。A5502Kだってムービーを見ることはできたし、CLIEに至ってはソースさえあればビデオだって観られる。しかも、iPodより大きな液晶を使ってだ。しかし、使わなかった。使いたいとも思わなかった。

 iTunes6でポッドキャストのように無料のチャンネルが大量に配信されれば変わってくるだろうが・・・後、CDをiTunesに取り込むような気軽さで、「DVDをiTuneでマウントして変換ボタンをポンとしてiPodをつないだらビデオを観られる」、くらいになれば、ビデオの見方が変わるかもしれない。

 ただ、これまでの携帯ビデオ再生機が失敗したのは、その高価格と、ビデオ再生として使わない場合の無駄のせいだ。ちなみに、iPod だって Photo では失敗している。カラー液晶と写真再生(HDDも大きかったが)はその価格差に見合うものとして受け入れられなかった。今回の iPod にはこれはない。価格は据え置きでビデオ再生を追加し、本体は従来より小さくしている。音楽再生専用としても従来の機種を上回るコストパフォーマンスだ。こんな機種はこれまで一度も発売されたことはない。それに、これの発売と同時に音楽専用iPod HDDモデルはなくなるのだから、売り上げが下がる要因など皆無だ。だが、ビデオ視聴が受け入れられたと見るのは誤りだろう。

 これまでの企業のやり方だと、HDDラインとシリコンラインと分けて、HDD(ビデオ、ビデオなし30G、mini(8GB))、シリコン(nano、shuffle)とビデオを高価格にし、売れているminiを残すライン構成をとっていたんじゃないだろうか。

 後は、iMacG5の新型だが、薄くなったり(これ自体すごいことだが)カメラが付いたりといったことくらいしか変更はない。インテルCPUまでの中継ぎだから仕方がないだろう。shuffleのようなリモコンは可愛らしいが、録画機能がないのではリビングルームでは苦戦するだろう。少なくとも日本では。

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