アメリカで、「失敗する」といわれながらもサービスにこぎつけ、大方の予想通り失敗した再生時間制限DVDが日本で再チャレンジするらしい。
実際の視聴パターンを考えれば合理的ともいえるかもしれないが、時限ライセンスというものが受け入れられるとは思えない。しかも、レンタルより高い価格設定では誰も買わないだろう。
日販、レンタルビデオの新形態? 1本600円で48時間視聴し放題のDVD – CNET Japan
日本出版販売(日販、鶴田尚正社長)は、48時間限定で鑑賞可能なDVD「48 (よんぱち)DVD」を、首都圏1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)のコンビ ニエンスストア(ファミリーマート、サークルKサンクス、ポプラ、生活彩家、 くらしハウス、スリーエイト)と、「48DVD」オリジナルサイト、楽天市場で9 月17日に発売する。
映画の長尺広告映像とか音楽の販促PVを混載したディスクを雑誌に付録としてつけるというのならどうだろう。DVDの著作権保護機能があれば、PVで全曲流しても大丈夫だろうし、通常版の販促にもつながるだろう。人気映画やミュージシャンのクリップに並べてもらえることで、マイナーなアーティストが知られるきっかけにもなるだろうし。これなら、「もっと観たい」とか「もっと聴きたい」という欲求不満が需要を喚起するし、「雑誌の付録だから」と、購入したのに消えてしまうことへの反感が解消されるだろう。いや、されるかもしれない。
ま、なんにしても価格次第だ。DVD付きのムックが2000円もするんじゃ誰も見向きもしない。今のCD付録雑誌と同等の値段が普及の最低条件だろう。このディスクのコストが通常CDのプリント並みにできるのかどうか鍵か。