2012年は「Ultrabook」の時代になるか<ならんやろww

 2011年のCESで賞をとったデバイスを覚えているだろうか。そう、Motorola XOOM だ。iPadに対抗しうる最強のAndroidタブレットとして大いに期待されたのだった。その後どうなったかは誰でも知っている。というより、だれも知らないだろう。そう、「誰も知らない」のだ。日本で販売した au ですら無かったことにしているくらいだ。タブレットの代名詞となった iPad と好対照だ。

 ultrabook も同じ轍を踏むだろう。一般の人にとって、ノートパソコンはノートパソコンでしかない。薄かろうが軽かろうが持ち運んで使うことなどないのだ。こんなことは、CULV で経験済みだろう。CULV は覚えているかな?Consumer Ultra Low Voltage の略で、リファレンスモデルでは intel celeron SU2300に1366×768の液晶を載せたワンスピンドルだった。

 結局、CULV も来なかった。一台目のパソコン(手持ちのパソコンを買い換える場合も含む)を買いたいような一般家庭において、光学ドライブがないのは致命的だ。CDやDVDを借りてきても取り込めないから。多くの一般家庭は CULV に見向きもせずフルサイズのA4ノートや省スペースデスクトップを選んだのだ。

 ultrabook という名前で Macbook air の真似をしたパソコンを出してみても同じ事だろう。価格が安くなればネットブックを置き換えるだろうが、それ以上にはならないだろう。しかも、このワンスピンドル廉価版ノートPCはタブレットに侵食されてパイ自体が縮小傾向にあるのだ。

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