R176 復路

 昼食を食べに出たときに心地よい南風が吹いていたから不吉なものを感じていた。そう、自宅は両親の家から真南に位置する。道は左右に曲がってはいるが、基本は南向きだ(そうじゃなきゃ家に着かない)。当然、走りだしてから家まで、強弱はあったものの常に向かい風だった。

 しかも、前半は起伏が少ない所が田園地帯の川沿いの道を走ることが多く、結果的に周囲に風を止めるような障害物がない吹きっ晒しの中を走らなければならなかった。普段なら楽な平地の田舎道で足を使ったので、後半には完全に売り切れた。

 篠山でエナジーゼリーを買って食べたが、三田付近では腹ペコになったのも計算ミスだった。もうちょっとカロリーのあるものを補給しておくべきだった。

 しかし、一番きつかったのは尻の痛みだった。パッドの入ったレーパンを履いていても、久しぶりの長時間走行連続で骨盤の頂点部分が擦り切れた。冬になって長距離をやっていなかったので鈍ってしまったのだろう。さらに、腕もかなり辛かった。4時間程度のライドで腕が痛いというのは情けないがこれが現実。

 一つだけ救いだったのは曇だったことだ。これで、直射日光に晒されていたらバテてしまっただろう。

 でも、楽しかった。

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