「LifeBeamの自転車ヘルメットは心拍数をモニタする―戦闘機パイロット用テクノロジーを利用」という記事で知った自転車用ヘルメット。
本家サイトがLife-beam Physiological Monitoring in Dynamic Environmentsで、こちらから参加できる。3/12 現在 $38,428(目標 $50,000)。胸に巻く心拍センサーは単体でも1万円近くする。ヘルメット単体でもそうだ。両方合わせてこの価格なんだから、自転車ヲタクは当然「買い」でしょう。
うっとうしい心拍センサーを付けなくてもいいのがこれのメリットだ(胸のセンサーのいらないような簡易型は自転車では使いものにならないので比較の対象にならない)。心拍センサーは表皮に流れる心電を拾う必要がある。しかし、胸は呼吸によって周長が常に変わるので、伸縮性のあるベルトで固定しても、圧迫感がないようにすると落ちてきたり、落ちないように締めると息苦しかったりする。冬場は乾燥するので感度が落ちて心拍が0として表示されることも珍しくない。これがめんどくさくて、最近は SUUNTO T6 をほとんど使っていない(Windows XP 環境のデータを失った時にログも道連れになり意欲を失ったことのほうが大きいかもしれないが)。
商品化される時に使用されるベースが何になるかはまだわからないが、現時点のプロトタイプでは LAZER が使われている。ググればわかるが、プロのレースでも使われている(グレードは違うだろうが)実績のあるメーカーだ。Wiggle で似た形のモデルを探してみたら Genesis II というモデルが有り 9,900円だった。
このページを読んでしまったあなたは、今スポーツ自転車に乗ってなくても買っておくべきでしょう。スタートアップに成功して小売されるようになったらこんな価格で買うことは不可能に違いない。