Nokiaの新製品

new Pal Mac 2003! WebLog Version: NOKIAの明日に注目!というエントリで知ったNOKIAのプレス用プレリリース。盛り上げ方が上手い。中途半端な情報をリークして前景気を煽るよりはるかにいい。こういう思わせぶりなページを見るとtransmetaの足跡のページを思い出す。

 とにかく、残念ながらNOKIAの幕の下から日本で使えるスマートフォンが現れることはない。日本の無線通信インフラは天下り官僚と監督官庁がユーザー無視で権益保護に血眼になっているうちに、世界の流れから取り残されていくのだろう。リッチコンテンツを普及させようと躍起になっているが、そこで流れるのは着うたやゲームなど、消費型コンテンツばかり。「大人が娯楽を知らない貧しい国」とパチンコ屋に揶揄されるような社会の縮図だ(パチンコ屋がこれを言うところがまた何とも皮肉だが)。

 もちろん、スマートフォンが普及すれば人々の娯楽に対する性向が変わるとは思わないし、ケータイユーザー全員がスマートフォンを欲しがるとは思わない。また、使いこなすこともできなければ、その必要すらない人も多いだろう。さらに、スマートフォンの普及と社会の成熟度とは無関係だ。

 ただ、スマートフォンが普及して、それを使いこなすことがビジネス上で必須になったら、ケータイすら使いこなせていない会社(最悪なのは俺が今勤めている会社がそうだ)などは、完全に置いていかれてしまうに違いない。こうやって、横並びで安心しているうちに、世界からも世間からも置いていかれてしまうのだ。鎖国状態ならこれで構わないが、海外と直接やり取りしなければならない場合には困るだろう。

 以上、日本の携帯電話が世界の最先端だと思っている能天気ジジイや現状肯定的にケータイに金を使いまくるアフォのせいで、スマートフォンを使いたくても使えない現状にむかつくヲタの戯言でした。

 ところで、NOKIAの幕引きは3月1日なので、明日も右の写真をクリックしてみよう。

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