リレー小説にありがちな結末。プロが集まってもこうなってしまうという例といえるかもしれないが。犯人が特定されることも謎が解かれることもなく打ち切るとは。
それぞれが、好き勝手に新しい登場人物を作ったり、全然説明のない新しい証拠を遡って出してくるというのは、探偵小説の基本を無視している。少なくとも、ポーや江戸川乱歩以後の作家たちばかりなのに。
古本屋で見つけたら買ってもいいが、定価では買わないことをお勧めする。もちろん、右の写真をクリックして買えば違った結末が読めるに違いない。うん、きっとそうだ(^^;