寒い忙しい


 年末の休みが二日しかないのは厳しい。

 ガラス拭きと洗車、バイクのメンテしかできなかった。ガラス拭きは娘が昨日リビングの窓をやっておいてくれたのでかなり助かった。しかし、カーテン関係を洗ったり切れた巻上げ機構を修理したりで時間をとられた。バイクのメンテでも、バッテリー液が半分くらいしかないセルがあったりしてへこんだ。テールランプが点かないのはバルブ切れだし・・・トラブルがあると大きくタイムロスするから心理的に厳しい。ふだんからちゃんとやっておかないのが原因なんだが・・・車の洗車は息子の小遣い稼ぎタスク。

 夜はお好み焼きにしたが、オークションのケアや3D図面の作成時間はほとんど取れなかった。

 今年は床のワックスがけはサボるしかない。後は、風呂場と部屋の雑巾がけ。息子の年賀状のプリントアウト(絵は娘が描いてやっていた)。

焼き鳥

 超小規模なオフ会

 10年近い付き合いなのに顔をあわせるのは初めてだった。出不精な上に家が遠いので休みの日の集まりには参加したことがなかったのだった。

 駅まで車だったのでアルコールは飲めなかったが、久しぶりの焼き鳥も会話もおいしかった。

 前向きにがんばる人との会話は楽しい。

仕事納め、年末雑感


 休みに入った会社が多いらしく駅の公営駐車場に入れそうだったので車で駅まで来た。天気が悪かったのでラッキーだった。

 奈良での事件で進展がない。警察内部ではある程度絞り込んでいるのかもしれないが、逮捕に至らないことは事実だ。俺にできることは、犯人が捕まって、第二第三の犠牲者が出たり被害者の家族の気持ちを踏みにじるような行為ができなくなることだ。

 それとは別に、これを報道するテレビニュースで気になった言葉が「不審者」。「警察は不審者の情報を広く求め・・・」と言っていた。まさか、警察がそんな間抜けな捜査をしているとは思わないし、していないことを祈る。犯人は「不審者」ではない。不審者に見えない善良な市民に違いない。そして、そいつはこれまでに、検問や聞き込みで何回も捜査員と接触しているに違いない。「不審人物」を探しているから見つからないんだと思う。以上、素人探偵の戯言でした。

 ついでに、インド洋の津波関連の報道。「死者はこれからも増える見込み・・」。死者は増えないだろう。死亡を確認された人の数が増えるだけだ。重態の人が病院でなくなるケースもあるだろうが、それは数千というオーダーではないはずだ。「死者がこれからも増えるかもしれない」状況とは違う。今、最優先すべきは生きている人のサポートだ。

 幸い、屋外にいても凍死するような場所ではないが、病気の心配もある。生活インフラの回復の問題もある。「これから死者が増える」状況ではそちらを優先するしかないが、津波の場合は、助かった人は助かっているし、流された人は死んでいるだろう。

 まあ、俺にできることは、募金箱に小銭を投入することくらいだが・・・

地球大進化

 年末特集としてNHK特集の地球大進化が5夜連続で再放送されている。第一回目の昨晩、気づいたのが半分くらい終わった頃だった。RD-X4を買ったのが3回目の頃だったので、諦めて消していたのだった。今回コンプリートするチャンスだったのになあorz…

 相当前に頂いていたコメントについて、エントリが下書きになったまま放置していた。

> 今、人類が地球を支配しているという発想が根本にあるのだろう。

番組の語部である山崎努さんは「ご先祖様」と繰り返していますので、この番組は”人類”に至る生物の歴史を語る番組なんだと思います。”植物”は動物より先に地上に上陸していますが、その部分ははしょられています。僕はその部分も興味があるのですが。

で、ですが、この番組を見ていると、今の地球温暖化とか、小さな出来事のように思えてしまいます。人間がどうがんばったって止められるものではないのかもしれないと。

一方で全球凍結を引き起こしたのも、どうやら生物のようです。
中心に、結果的に生物としては偶然に蓄積された、改革のためのマグマを抱えながら宇宙に浮かぶ無防備な地球と、生物の”生きる意志”との、絶妙なバランスの中で我々が生かされているようです。

今生存している人間が築いたものは地球上で何回目の文明なんでしょう?

ひとつひとつは小さな微生物が無意識に一斉に活動したことで”全球凍結”が引き起こされたように、一人一人の小さな我々がなんとかすれば、人類も数千年程度には生き長らえることができるかもしれません。僕等の近い子孫はできるだけ自分と近い容姿でいて欲しい気もしますし。

大隕石衝突前に高度な文明があったかもしれません。しかし、番組のような灼熱地獄の状況以後では、その痕跡を見つけるのは容易ではないでしょう。なにせ恐竜以前ですし、あの灼熱の中では生物としては物理的に「一旦リセット」でしょうか。

でも、なんとなく、地球初の文明は人類ではないかもしれないことが想像できます。恐竜以前にも文明があったかもしれません。

結構想像力を高めてくれる番組でした。

 想像力を掻き立ててくれるいい番組だと思います。

 確かに、あれは「一旦リセット」ですね。進化も適応も太刀打ちできない環境変化だと思います。最後のリセットが6億年(あいまい)前だとしたら、これまでに何回か文明レベルまで到達した種があっても、時間的には辻褄が合いますね(そういう物語は大好きです)。21億年前にすでに単細胞レベルの動物がいたようですから(第一回の放送:岩塩に閉じ込められた海水中の微生物)。

 隕石の衝突や大陸移動の結果引き起こされたスーパーブルームのような環境変化は受け入れる以外に有りませんが、人類の活動により引き起こされた温暖化は食い止められます(非常に困難ですが・・・)。

 後、やはり気になるのが人類を特別視する姿勢です。番組全体からそういう印象を持ったというわけではなく、山崎務の発言やナレーションの端々にある表現から感じただけですが。「人類に至る歴史」といい換えても納得がいきません。人類になることを目的にしていたかのような誤った印象があると思います。人類を目指して進化をしていたわけでなく、様々な偶然と淘汰の果てに現在の生態系があるのだと思います。

 数十億年前の微生物はその後に絶滅した大半の種の祖先だったはずです。「人類の」というのは当たらないと思います。現存する生態系の祖先としてなら理解はできますが・・・途中では、恐竜を悪者扱いしているような印象もあるし。それは、単にその時代の食物連鎖の位置関係でしかないのにと思います。

 生物活動による環境変化(破壊とは呼ばない)が生物の大半を死滅させる全球凍結を招いたことから学ぶべきかもしれません。これまでに分かっている(とされている)、生物の大量消滅の引き金となった環境変化は、地球レベルでは急激であっても、人間的には長期間に渡って起こっています。前球凍結もスーパーブルームによる温暖化も、トリガーとなる変化が起こってから影響が現れるまでに数万年~数十万年かかっています。人類の温暖化による変化はそれに比べると桁が3つ違います。

追記:
 何回か忘れたけど、哺乳類が3原色を知覚する視覚を獲得したきっかけが、「赤い新芽を他の動物より早く見つけることができる。この頃、3原色を見分ける視覚を獲得したと思われている」といったナレーションがあった。

 しかし、その頃の植物の新芽の多くが赤で赤を識別することが種の保存にとって有利だったとは言いにくいのではないか。今の植物では新芽は黄緑色が主流だろう。また、「獲得」というのは、「人類ゴール思想」から出たと思う。獲得したのではなく、そういう能力を持った変種(それまでの種が見分けられないとしたら、見分けられる種は変種でしかない)がより多く生き延びたということでしかない。逆に言えば、見分けられない種が淘汰されたのだろう。

 動物の能力を「XXXするためにYYYできるようになった」というのは間違いだろう。「YYYできる変異をした種がXXXするのに有利だった結果、特定の環境の中で生き延びた」というのが正しいのではないか。ちなみに、これについて、「進化の圧力」と表現を使った本があって、ひざを叩いた。その本には、面白い話が多く載っているので、別の機会に抜き書きしたい。

追記2:
 再放送の時間帯が大幅に変わっていた。インド洋で起きた津波の報道時間が入ったためだ。まとめて予約しているような人は注意が必要だ。

やばかった。。。

 ヤフオクでUX50を中心に物色しているときに、TH44の残り時間が少ないものの中に、通信用アダプタとCF通信カード(AirH)がついたものが32000円で出ていた。「これなら、確かに安いよな。でも、35000円くらいでは入札してるだろう」と思いながらも、33000円で入れてみた。そしたら、残り2時間になっても上回る入札がされなくてあせった。

 家に帰って、確認したら35500円で落札されていた。通信アダプタが単体で15000円近くしたことを考えると、DDIの回線を持っていてAirHのCFカードを使っていなかったようなユーザーには大変なお買い得だろう。AirHのカード自体はPCにだって使えるだろうし。でも、俺には猫に小判だ。だって、AirHの回線を使う気なんてこれっぽっちもないんだから・・・じゃあ、何で入札したのかといわれると、まあ、あれだ。

対策は済んだが・・・コメントスパム

 yamashow’s world: MovableTypeのspam対策 その2を参考に、というより、そのまんま使わせてもらった。

 おかげで怒涛のコメントスパムは収まった。しかし、後には800本近いスパムコメント・・・昨日、インデックスに表示しないようにして安心していたらこんなに溜まっていた。

ソニーのiPodください

 今頃本気を出したと言っても、ウォークマンのときのような評価はできない。ウォークマンを発売したときは、携帯型高音質再生機というもの自体が存在しなかったときだった。「再生しかできないのにそんな高いものが売れるのか?」という懐疑で迎えられたのだった。

 ところが、これまで音楽販売業者(音楽クリエーターではない)の身勝手から普及が進まなかった音楽ダウンロード販売と、高価なHDDプレーヤー市場をiPod+iTuneで切り拓いた市場に向けての二番煎じでしかない。

 ハードウェアの巻き返しは難しくはないだろう。要素技術は互角以上に持っているのだし。コンテンツについても、社内調達が可能でもある。しかし、今から発売されるのは、「ソニーのiPod」でしかないだろう。

ソニーが「携帯音楽」特命部局 ウォークマン復権目指す – asahi.com : 経済

 ソニーは27日、携帯型音楽再生機開発と音楽配信事業を一括して手がける特命カンパニーを社内に設立したことを明らかにした。日米にまたがる300†400人の大組織になる見通しで、来年中にも新製品を発売する考えだ。米アップルコンピュータの「iPod」が席巻するなか、携帯型再生機の代名詞だった「ウォークマン」の巻き返しを図る。

 新カンパニーは「コネクトカンパニー」の名前で、再生機の開発者や音楽配信の担当者を日米から集めて11月1日に発足。年明けに本格的な活動に入る。欧米ですでに音楽配信を手がけている米グループ会社「ソニーコネクト」も傘下に置く。

 新カンパニーでは、ハードディスク駆動装置や半導体メモリーを搭載した新しい携帯型再生機を開発する。さらに、パソコンや携帯電話を通じた音楽配信事業も新たに展開する。将来は動画やゲームの配信にも進出する考えだ。

 携帯型再生機では「新参者」だったアップルが、パソコンを経由した配信事業も同時に手がけ、双方の使いやすさを追求した製品で急速にシェアを奪った。ソニーも傘下のソニー・ミュージックエンタテインメントで配信事業をしてきたが、再生機開発との融合が進まなかった。 (12/28 09:11)

今年買ったもの2004

 年末ということで、去年書いたGEEK: 今年買った物の続編を書いてみようと思った。

 去年はCPUの年だったが、今年はCPUは一つ、それもPCではなくRD-X4しか買っていない。買ってはいないがiMac600をもらい物で入手した。修理にDuronサーバーと同じくらいかかったが・・・

 周辺機器は、娘がお年玉でスキャナを買ったのと、息子が中学校の入学祝としてiPodminiをもらっていたくらいだ。

 ケータイ関係は大きく変わった。俺のvodafoneJ-D06を1月31日にauのA5502Kに変更した。そして、塾で遅くなることが増えた息子のためにauのケータイを一回線増やしたこと。

 デジタル物の支出はこの程度。来年の年初はUX-50を行っちまうかどうか…

 UX-50のヤフオク相場は中古品の完品(同梱のCDやケーブル類完備)、保証切れが3万を切ったところだ。新品同様でも32000円。MSやケースの有無が+2000円程度。拡張バッテリー付で+5000円というところか。amazonでは38800円(税込み、送料無料、5000円クーポンつき)で売っているから、中古で3万以上は付けにくいから当然だろう。CLIE価格ウォッチ

 ストレートで大型液晶という魅力的スペックのTH55は現行最新機種なので、素でも3万円後半だ。一度買えば3年以上は使うつもりなので、心理的に手の届かない価格差ではないが、UX-50より重い重量がネックとなる。TJ37はストレート+軽量(といっても145gとA5502Kと差がないが)が魅力的だが、液晶が小さいことと、価格が割高な気がするのでパスした。オレンジが2万を切れば文句はないが・・・

追記:ここにも同じ反省(?)をしているエントリがあった。

ぱむぽじ: 年内はあと…

いきなり年締めの物欲総括(笑)

音楽ダウンロード販売

ITmediaニュース:iTunesの楽曲販売が加速――ハイペースで2億曲を突破

iTMSの販売楽曲が2億曲に到達した。1億曲から1億5000万曲までは3カ月で達成したが、次の5000万曲上積みは2カ月で到達。ペースを速めている。

 米Appleは12月16日、iTunes Music Storeでダウンロード販売した楽曲が2億曲を突破したと発表した。「iTunesはダントツで世界ナンバーワンのオンライン音楽ストアになっている」とスティーブ・ジョブズCEOはコメントしている。

 Pixerの映画といいiTMSといい打つ手がことごとく決まる最近のJobsだ。2億曲突破ということが、他のサービスがどれくらいの曲数を販売したのか発表を聞いたことがないので、すごさが分からない。

 ただ、俺が前から書いていたように、ダウンロード販売はCD販売数に短期的に影響することは少ないということが下の記事で分かる。

 2億曲というのはこれまでのオンライン音楽販売から見れば大きな数字かもしれないが、iPodの累計販売台数が800万台だから、これら全ての平均とすると一台あたり25曲でしかない。iPodを使っていないユーザーであっても、iTMSでダウンロードしてPCやCDに焼いてステレオで聴くユーザーがいるだろうことを考えるとさらにユーザーあたりのダウンロード回数は少なくなる(iPodを持っていてもiTMSを利用できない日本のユーザーもいるので差し引かなければならないが)。

 25曲というのはCD25枚ではない、フルのCD2枚程度だ。これだから、CDの売上枚数に対する影響は少ない。音楽産業全体で見ればパイが広がったと考えていいと思う。購入単位を減らすことで単価を下げ、これまで購入しなかったユーザーを低利益でもひきつけるというのはマーケティング手法の一つだ。そして、これらの曲の多くは、「オンラインだから売れた」ものが少なくないはずだ。

Wired News – 音楽ダウンロード:全体の6割が古い曲、新曲は3割程度 – : Hotwired

 米NPDグループ社がこのほど発表した調査報告によると、音楽のダウンロード販売では、新譜より旧譜の販売が圧倒的に多いことが判明した。発売から1年半以上経過した曲が全体の63%を占め、新曲は37%にとどまっている。

 ファイル交換サービスでも、ユーザーがダウンロードした曲の67%は古い曲で、新譜は33%にすぎない。音楽販売業者はこのような傾向に注目する必要があると、NPD社は強調している。

 一方、ダウンロード購入した楽曲が、意外に有効活用されていない実態も明らかになった。ダウンロード後、2ヵ月以内に2回以上再生されるのは、全体の6%にとどまるという。パソコンから携帯音楽プレーヤーに転送されるのは8%だけだ。これに対し、CDは8割近くが、繰り返し再生されるなど有効活用されている。

 NPD社は、「デジタル音楽とCDは、違う価値基準で選ばれているのが原因」と分析し、ダウンロード販売の普及によってCDの存在価値がなくなることはないとの見方を示した。

 自分でもiTMSが始まったら、ダウンロードしたいと思っている曲は、CDを取り寄せてまで欲しいとは思わない曲だ(CDを取り寄せても欲しいようなCDは既に買って持っている)。ヒット曲の一つか二つだけしか知らないアーティストのCDを買おうとは思わないが、バラで一曲100円なら欲しいと思う。そうやって自分のPCにダウンロードしたりオムニバスCDを作れば満足するのだろう。

 そんな曲をヘビーローテーションしたいわけではなく、「『え~っと、あの曲・・・』というときに引っ張り出せる」ということが重要なのだ。これがiPodの提案するスタイルなのだ。そしてキーワードは「全部入る」だ。俺も、来るiPodライフに向けて(今は持っていないからね)、iTuneでエンコードしてiMacで聴いているが、エンコードしたけど一回もプレイしていない曲が一杯ある。でも、一度エンコードした曲を削除しようとは思わない。

 そして、もしiTMSが始まってもCDの購入枚数が減るとは思えない。名前だけ知っていて一曲しか知らないようなアーティストの曲を何曲か購入したら、それが契機となってCDを購入する可能性が高いからだ。やはり、最初からエンコードされた音源よりCDを持っておきたいと思うから。

 ただ、このことは過渡期の一時的消費パターンにしか過ぎないと思う。最初からiTMSで入った人間はディスクに思い入れはないだろう。それは、俺たちの年代の人間がLPレコードに対する気持ちを10代の子供が共感できないのと一緒だ。そして、30以上の世代の「懐メロ需要」が一巡したときにどうなるかが重要だ。

サンタさんの贈り物?

 とまあ、似合わないタイトルを付けてみたのは、珍しく抽選に当たったという連絡があったせい。

 それも、「80%引きでダイヤモンドを購入する権利」とか「海外の宝くじで10億円のチャンス」とかではない。当たったのは「アリエール9箱1ケース(半年分相当)をプレゼント。同じく、ブログで「トラックバック」してくれたすべての方の中からも抽選で50名様に、アリエール9箱1ケース(半年分相当)をプレゼントします。」のアリエール9箱入り。

 洗剤は、掃除洗濯が生活の一部である俺にとっては必須アイテム。さすが、わかってるね。