なぜテレビ番組を“録りためる”のか

 記憶にないくらい前に書いたエントリを公開し忘れていた。

日刊 かっぱの川流れ – つれずれブログサイト | 買っちゃいましたHDDレコーダー

録画予約もTV画面に番組表を表示して、そこから予約できたりできます。
もう今の自分は、HDD+DVDレコーダーに関してはスタパ齋藤氏とサシで勝負可能だぜ!って感じです。

 このエントリに付いたこのコメントが面白かった。

かっぱの同僚に、スカパー&HDD+DVDレコーダー3台フル稼働って人が居ます。毎週DVD-Rをまとめ買いしてます。
毎日焼くのに追われているそうです。ただひたすら撮り続ける彼の目的は、本人すらわかりません(;´Д`)

 これについて鋭く洞察したエントリをだいぶ前にクリップしていた。

ITmediaアンカーデスク:人はなぜテレビ番組を“録りためる”のか (1/2)

デジタル放送の普及とともに、著作権保護の仕組みも本格導入される。録画行為そのものには不自由はないとされるが、しかしわれわれの心の中には、なぜだか釈然としないものが残る。どうやら“取りためる”という行為には、より根源的な、人間の本能と言ったらいいような部分があるようなのだ。

 それと、これまで当然にできていたことに新たな制限がかかることにも心理的抵抗を感じる。まして、NHKは月々受信料を払っている100%有料放送だ。そんなものに、こちらのいらない付加価値をつけて、制限をするなんておかしい。NHKについては別にまとめたい。

 また、テレビ番組の常として、観たい放送が観たいときに再放送されるかどうか分からないことも大きい。テレビ局は、放送を著作物としてコピーを制限したがるが、だったら、コピーしなくても良くなるようなアーカイブを用意したらどうか。ペイパービューでいいから、過去の番組のアーカイブを公開すれば、コピーなんかしなくなるだろう。

 これは、大きなビジネスチャンスでもあるはずだ。コピーしたい奴にはさせればいい。どうせ、観る暇なんかないんだから(もちろん、複製販売は取り締まるべきだが)。それに、ビデオがあっても、事故的状況(忘れたり野球延長で時間が変わったり)でミスすることは日常茶飯事だ。

 日本のテレビ番組を配信して捕まった人がいた。売っていたらしいから弁解の余地はないが、そこには、「買ってでも日本の放送を観たい」という市場があったのだ。しかし、日本のテレビ局は、その市場を見過ごしてしまっている。

 これと同じことは、日本でも起こっている。ラジオやテレビの地方局は国内にいてもなかなか視聴できない。特に、ナッティ・ジャメイカはコアなレゲエ・ファンをひきつけているのに、大阪ローカルであるために大多数の人は聴くことができない。こういうものをストリーミングで配信することがどうしてできないのか。
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 これと同じことは、音楽のネットワーク販売にもあてはまりそうだ。

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