次世代ビジネス・・・

 次世代かあ。次の世代のコンピューティングサービスはセールスフォースかあ。次世代になったら仕事が楽になるのか?世代交代のコストを払うのは誰なんだろう。

「セールスフォースは次世代のコンピューティングサービス」:サンからセールスフォースに移ったSueltz氏 – CNET Japan

「セールスフォースは次世代のコンピューティングサービス」:サンからセールスフォースに移ったSueltz氏

 はっきりいって、俺が勤めているようなナウでヤングじゃない典型的日本型企業には縁のない世界の出来事だから、どうでもいいや。ただ、セールスフォースを下のエントリで知って、ため息をついたことを思い出した。社会の一員としての自覚のない経営者はにはこんなことはできない。

CNET Japan Blog – 梅田望夫・英語で読むITトレンド:優良未公開企業Salesforceは社会貢献に対する考え方が違う

優良未公開企業Salesforceは社会貢献に対する考え方が違う

 しかし、セールスフォースのやっていることにそれほどの新しさは感じない(というより知識がないだけかも)。似たような謳い文句のサービスが現れは消えていったはずだ。効果を上げるには、組織(何よりトップマネジメント)の意識改革が必要となる。お客様の声を聞くことイコール客先への訪問回数と解釈しているような会社で、オンラインでの情報提供などは受け入れられない。少なくとも俺のいる会社ではNotesすら使いこなしていないし情報の共有もPCのファイル共有レベルがやっとだ。

 日本の会社だけでなく、アメリカの会社でも似たようなものかもしれない。新しいツールが出るたびに日経BPの雑誌に先進事例が紹介されるが5年後にそれを使っているユーザーがいるんだろうか。10年近く前には、Notes一色だったが、今ではNotesのユーザーは減少を続けているだろう。Notesの後で話題となったナレッジ・マネジメントも見直しが始まっているような記事を読むことが多い。Salesforceやサイボウズも似たような足跡をたどるんじゃないだろうか。(ナレッジ・マネジメントなんて最初からしなかったうちの会社はひょっとして先見の明ありか?)

 コンピューター関連業界は、新しい「価値」を生み出すことで潤うが、利用企業や使用する現場のワーカーに少しでも貢献しているんだろうか。シリコンバレーはどうか知らないが、仕事は現場でやってるんだ。情報システムのリーダーが3行のテキストをワードファイルにした挙句、メールに添付して数十人にメールするような。手書きの表をExcelで清書する管理職がいるような。住所録を名刺で管理をしているような。ワープロ仕事とデータベースを使って投入時間を数分の一にした仕事を同じレベルにしか評価できない管理職しかいないような。そんな現場・・・・あれ、俺の勤めてる会社だけか?

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