A5502K 連続アラーム・スヌーズ

 ケータイを目覚まし代わりに使っている人は多いだろう。曜日によってなり分けたり、一日に何回も鳴ったりすることは、普通の目覚まし時計ではできなかった。俺も、ケータイにアラームがあることを知ってからは、ずっと使っている(最初のケータイを買って何ヶ月もたってから知ったのだった)。さらにケータイの持つコンピューター的能力を活用して、更なる利便性を追求してもらいたいところだ。

 A5502Kの連続アラームは、「鳴動中に止める操作をすると、5分後に再び鳴る。なっている間に止めなければそれ以降はならない」というもの。爆睡していて止める動作をしなければアウトだ。

 スヌーズの設定は、目覚まし時計のメーカーでも扱いが分かれているらしい。A5502Kの設定は京セラ(あるいはau)のポリシーの問題だ。これを知ったときに、鳴動時間の設定が最低でも1分ということの理由が分かった気がした。正しいかどうかは別として、整合性はある。数秒で止まってしまうような設定をしていたら、止める動作をしないまま終わってしまう可能性が高いからだ。1分あればほとんどの人が止める動作はするだろう(1分じゃ起きないという人は5分にすればいいんだし)。だから、止める動作を前提とした再鳴動としたのだろう。

 連続アラームを完全に止めるためには○>メールボタンという、わずかだが手間のかかる操作にしているのも、寝ぼけて操作できないようにするためと思われる。最初は、「目が覚めて止めているのに、また鳴り出すのかよ」と面倒に思ったが、理にかなっているとも思い始めた。

 1分以上鳴動を止めずに寝ているようなケースは連続アラームでは救いようがない気がする。そんなケースでは、時間をずらして複数のアラームをセットするほうが良いと思う。最初は短めで刺激の少ない音楽で、鳴動時間も短めにして、絶対遅れてはならない時間に鳴るときは最大音量でうるさい電子音を5分間鳴らせばいい。

 俺は比較的目覚めはいいので(その後行動を開始するかどうかは別として)、1分間も鳴らなくても目が覚める。しかし、余裕がある場合などは、「もう少し」まどろんでいたい。そんな場合にはアラームを止めるのもだるい。そこで、こんな設定ができればいいなということをまとめてみた。

1.秒単位での鳴動時間(1秒~300秒)
2.再鳴動パターン
  設定1:鳴動中に止める操作をしたときに再鳴動。再鳴動を止めるには別の操作が必要。(A5502Kに近い)
  設定2:鳴動中に止める操作をすると再鳴動終了。操作をせずに終わった場合だけ再鳴動。
3.再鳴動設定

  間隔、回数、メロディ、音量

 ここまで設定可能にすれば文句はないだろう。俺なら、設定2のパターンで、着信音程度の短いメロディを最初は小さく鳴らし、5分間隔でメロディを変えながら音量を大きくしていくだろう。「おっ、このメロディならまだ大丈夫」と安心してまどろんでいられる。ギリギリの時間で大音量にしておけば、それまでの小さな音で起きなくても心配ないしね。操作を止める動作も一回でいい。

 プログラムを少し追加するだけで実装ができ、ユーザーにとって利便性の高いアラームの詳細設定は機種・キャリアを問わずに搭載して欲しい。それほど資源を食うわけでもないだろうし。

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