A5502K メール関係:追記

 基本的な機能は、J-D06とは比べ物にならないくらい充実しているので、快適そのものだ。いくつか不満点はあるが、これまで使ってきたものの中では圧倒的に使いやすく、機能も豊富だ。J-D06には戻りたくない。その上で、次機種に向けての改善点を指摘したい(関係者は見ちゃいないだろうがな)。

 なお、俺はメールのヘビーユーザーではない事を断っておく。これまでは、ネタやアイデアを思いついたときに、PCのメールアドレス宛に送ることが多かったが、A5502Kではメモ帳に書くようになったので、送信回数はさらに減った。受信についても、vodaの頃のメルマガとステーションを受信していた頃とは比較にならないくらい減った。これも勘案の上読んで欲しい。誤認している点があったら指摘して欲しい。

1.フォント
 メール作成画面のフォントがでかすぎる。フォントの不満点については別のとこでも書いた。入力しているときに、変換候補に4行も取られてしまうので、肝心の文章が4行しか表示できない。また、大きなフォントと大きな液晶のおかげで、電車の中ではメールを書く気になれない。問題なのは、受信画面で設定できるフォントが使えないという仕様だ。

2.アドレス帳
 アドレスの電話番号とメールアドレスが2件ずつしか入力できない。付加情報を入れるところにばかり力を入れて、肝心の連絡先データが少ないというのは本末転倒だと思う。写真を入れる余裕があるんだったら、電話番号やメールアドレスなんて余裕で入るはずだ。
 以前使っていたPowerZaurusMI610にも、顔写真つきアドレスがあったが、一件も写真を使ったことはなかった。こんなものを活用していたのは、出会い仲介業者くらいのものだ(これを使って登録女性を管理し見込み顧客に写真を見せていた奴が捕まった事件があって、「ハイテク犯罪」とか書かれていて失笑したが)。
 一覧でも一画面に4件しか表示できないのは仕様設計上のミスとしか思えない。写真表示できるのはいい。空いたスペースにステータスを表示するのも構わない。しかし、そういうものを表示しない名前と電話番号を多量に表示するモードを基本にすべきだろう。アドレス帳で最も重要なのは探しているアドレスにたどり着くことだ。写真やステータスなんてオプションで構わないはずだ。
 だいたい、アドレス帳の一覧で、個々のアドレスに何が登録されているか表示しても全く意味がないだろう。そんなスペースにドットをさくなら、電話番号なりメールアドレスなり、デフォルトの連絡方法を表示しておいてくれるほうがマシだ。携帯を住所録として使う場合もあるから、携帯を見ながら電話をかけるようなときには便利なはずだ。

3.送受信画面
 送受信時の画面表示時間が長い。実際の送受信はアニメーションとは無関係なので、こんなに長時間表示しておく必要はないと思う。
 vodafoneのPDCは電波出力が大きいのか、通信時にPCやテレビの近くに置いているとノイズが入る。そのときの様子をみていると、端末は反応せずにノイズが入り(実際にデータをやり取りしている)、ノイズが終わってから端末が着信音を発するようになっている。A5502Kはノイズが入らないのではっきり分からないが、送受信している間、正直に受信アニメを表示しているんではないだろうか。受信のときはいいが、送信のときは次の操作に入りたいことが多いんだから、実際の送信は後回しにして、画面を解放したらいいのにと思う。

4.受信メール表示
 リストの表示方法は選べるが、極端すぎる。3件か発信者名のみか件名のみ。これだけのピクセルがあるんだから、発信者名と件名を2行表示するとか。J-SH04のように、発信者名リストにしているときは、フォーカスしているメールの標題をステータスラインに横スクロールで表示するとか。いくらでも方法はあるだろう。
 また、受信したメールはSD受信ボックスにも保存できる。こちらには1000件まで保存できるが、SD受信ボックスに保存したメールについては表題も送信者名も表示されないので、一々開かないと内容の確認ができない。

5.Cメールとeメールの区別
 Cメールとeメールは全然違った扱いになっていて、フォルダへの自動振り分けもできない。auユーザーだからといって必ずCメールで送ってくるとは限らない。同じ人からのメールを別々のフォルダに置いておかなければならないのは不便だ。vodaでは、voda同士のスカイメールもeメールも差別無く扱うことができた。アドレスには、電話番号もeメールアドレスも入っているのだから、アドレスを参照して振り分けたらいいのにと思う。
 ユーザーにとっては、どんな経路を通ろうが、回線交換だろうがパケットだろうが、メールはメールでしかない。どこを通ってきたかは見分けだけ付けば十分。課金やなんかはキャリアの都合でしかない。
 vodaのスカイメールもそうだが、こういうキャリアローカルなメールシステムは、eメールとの互換性がない代わりに、信頼性やスピードという点でeメールを凌ぐ。これを使いこなさないのはもったいないはずだ。

追記:2004/3/11
6. メモ参照
 メール作成画面で、メモを参照できる。これまでの機種にはメモもメモの参照もなかったので、メモりたい事があったときはメールを作成し送信メール保存とするか自分のPCのメールアドレス宛に送っていた。
 常時持ち歩くケータイだから、メモが取れるのは便利だし、それを一次記憶として後で活用できるのは便利だ。会社でなら紙のメモもPDAも身近にあるが、プライベートでは持ち歩かないからね。

7.自動モード変更
 今更気付いたことだが、受信メールを開いてスクロールすると、自動的にコピーモードになる。これは、地味に便利。

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