次世代の「ステーション」かな:Ezチャネル

auのEZチャンネルを試す:風のまにまに号

EZチャンネルはそういう手間を省いて、おまかせコンテンツを1パッケージにまとめて届けてくれる、「ものぐさユーザ」のための新しいサービス形態なのではないでしょうか?そう考えれば、テレビと言うより「雑誌」のような感覚で、自分のテイストに合ったチャンネルさえ見つけられれば、その後しばらくは安心して楽しめそうです。

 なるほど、これはvodaのステーションみたいなものなんだ。ステーションにあった「ぴあチャンネル」と天気予報くらいが無料で受信できれば面白いかもしれない。

 しかし、夜中にしか配信されないので、ステーションのような速報性がないのは、モバイル端末で読むことが前提としては残念。メディアとして後退している印象がある。ステーションは、大きなイベントやニュースがあったときは、そこそこリアルタイムで配信された。帰宅途中の電車でニュース速報を知ったことも何度かある。

 Ezウェブが定額なんだから、ニュース速報サイトをブックマークしておけばいいんだろうが、ステーションのプッシュ配信の気楽さはまた違う。

 ちなみに、Ezチャンネル(発音しにくいな)を省いたメガピクセルWIN機について、鋭い指摘がこちらにあったのでクリップ。

PDA Fan †すきすきPDA†: ちょっと違うような
一般に広くWIN機を広めようと思ったら、少なくともEZチャンネルは必須なんじゃないかな?
EZフラットを使わなければならない理由。
パケ代が高くなるような使い方の提唱。
これが重要なんじゃないかと思うんです。
「こんなに動画や写メを使っても定額ですよ!」みたいな。

 ステーションと同じで、メールベースで速報をガンガン配信するってのはどうだろう。メールベースなら通信付加も少ないし。vodaはステーションをやめるらしいので、チャンスだ。夜中にはリッチコンテンツ、昼間は速報メールと使い分ければいいのだから。広告媒体として広告会社に売り込むこともできるし、パケ代固定なら反感を買うことも少ない。

 こちらにも、WINを使い込んでいるぱがにーにさんの実ユーザーとしての感想があった。

くりえにっき

今、au の パケット代定額 WIN を使っていますが、快適さはイマイチですね。行動範囲が主に神奈川、東京なのでほとんど 2.4M の地域なんですが、やっぱ速いことは速いです。でも一分間八回という通信頻度制限があるし、まあぶっちゃけそれはあまり問題になることはないんですが、全く接続できないことが頻繁にあります。帯域が確保できていないんじゃないですかねえ。

 現在の普及度で接続できない状況が頻発するのでは、低価格化は当分無理だな。定額オプションを安くすれば普及させることは簡単だ。しかし、下手に契約数を増やしてトラブルを招くのも危険だし、複雑だろう。まあ、他のキャリアも、今のままでは導入は不可能だろうから、焦る必要はないのかもしれないが・・・

 ところで、WINの仕様を見ていて不発な事に気付いた。送信メールの制限が150kしかないこと。WIN機の仕様が発表になったときに、「せっかくパケット定額なのに、なんでメガピクセルを積まなかったんだ」と思ったものだったが、実は全然意味が無かったらしい。150kではVGAの高画質がぎりぎりだから。

 もちろん、従量課金では100kのデータを送ることも躊躇される。また、同じVGAデータでも取得画素数がメガ以上から生成するほうが高画質である可能性は高い。だから、WINにメガピクセルカメラを積むことはムダとは思わない(最低、A5502Kと同じ使い方はできるんだしね)。ただ、「WINなら、デジカメと同等の圧縮率のメガピクセル映像をガンガン送っても大丈夫」というこちらの期待とは大きくかけ離れているということは憶えておく必要がある。

 メーカーやキャリアも、用途としてQVGA程度の画像を高画質で撮ってモブログに投げまくるといったものを訴えておいたほうがいい。でないと、メガピクセルWINが発売されたとたん、「せっかくメガピクセルWINを買ったのに、しょっぼい映像しか送れないぞ( ゜Д゜)ゴルァ!!」と大荒れすることになりかねない。

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