逆説?

CNN.co.jp : 「性風俗店より映画に」韓国政府が年末キャンペーン 2006.12.26
Web posted at: 17:59 JST- CNN/REUTERS

ソウル──忘年会シーズンたけなわの韓国では、男性会社員が酒に酔い、仲間意識を高めるため性風俗店に足を運ぶことを容認する企業風土の改革を狙って、政府が映画の入場券を配るキャンペーンを展開中だ。

 含蓄のある記事だ。CNNが(もちろん日本のマスコミも、俺も)大好きな性風俗ネタだが、周辺情報が含まれていて面白い。

  1. 韓国では男性社員が宴会の後で風俗店に行くことが習慣として存在すること。
  2. この習慣を快く思わない人が政府にいること。そして、その情熱は国家予算を使った奨励金を出してまで止めさせたいと思うほどに高いこと。
  3. そういう人物が権力を持っていること。
  4. その人物の所属する組織では、こんな法律を作らないといけないくらい、性風俗店に入り浸りだということ。
  5. 韓国のリーマンの給料と性風俗店の相場のバランスが分らないのではっきりとは分らないが、民間のリーマンでは何回もは行けないのに(少なくとも日本のリーマンの給料と性風俗店の相場から考えると、宴会のたびに出撃することは不可能だろう)、その組織では目に余るほどの頻度でおおっぴらに行っていること。

 図らずも、このキャンペーンを発案した組織の人間が性風俗店に入り浸りで、そんなことができるくらいの可処分所得を得ていることを世界に発信してしまった。

 この逆説は猥褻概念について回るから面白い。

#CLIEが復活したおかげでこういう記事にめぐり合えた。

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