マイナースポーツ

 日本では自転車はスポーツとして認識されていない。プロの自転車乗りといえば競輪選手くらいしか思いつかないのが大半なんだろう。

 最近(というか10年以上前からだろうが)のロード自転車はビンディングシューズ・ペダルという、スキーのように靴とペダルを金具で固定するものが主流だ。シューズを固定することでロスが少なく、360度のうちで力を加えられる角度を増やすことができる。

 当然、普通の靴では駄目で専用の設計がなされたものが必要となる。だから、自転車メーカーやペダルメーカーが大きなシェアを持っている。そんな特殊な市場だが、総合スポーツシューズメーカーとして、NIKEやadidasも一定のシェアを持っている。

 「自転車がマイナーである」ことを意識させられるのはこれらのメーカーでの自転車用シューズの扱いだ。NIKEもadidasも自社の公式サイトのどこにも自転車というカテゴリはない。フットサルまであるというのに、自転車はないのだ。

 直販しろとはいわない(日本では流通との関係を保つためにできないだろう)が、オンラインカタログでの案内くらいはしないと、存在自体が分からない。いろんな小売サイトを見たが未だにフルラインナップは分からないままだ。

 俺が探しているのは、通勤自転車と通勤ウォークに使えるようなスニーカータイプで、黒のシンプルなものだ。サッカーシューズのような、変身戦隊のような装飾過多なものは勘弁して欲しい。かといって、老人の散歩用のようなものも遠慮したい。今のところ、この希望を比較的かなえてくれるのはadidasのものだが、他にどんなデザインのものがあるのか全貌はつかめないままだ。

 まだまだ市場が小さいんだろうなぁ・・・ちなみに、本家ドイツのサイトにはちゃんとあった。ドイツアディダスの自転車ページ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です