自転車乗りというのはマゾ資質がないと続かないのではないだろうか。というよりマゾが自転車乗りになるのかもしれない。でなければ、快適な自動車という選択肢があるのにあえて雨の中をカッパを着て走ったり、わざわざ坂道を探して登ったりすることの説明ができないだろう。
特に、ロードバイクは自動車が通れないような所へ行くことはできない。荷物は載らない。実用上、ロードバイクでなければ困るところなど皆無といっていい。
なのに、あえてロードバイクに乗るのは、移動が目的ではないからだ。手段が目的化するという変態性欲的情熱こそがロードバイクに乗るものの心象ではないだろうか。
自意識過剰なレプリカ指向や、合理性を最優先する姿、我慢することの多いことなどは、宗教的マゾヒスティックなストイシズムに裏付けられているとしか思えない。
これって、ヲタ一般にも当てはまるかもしれない・・・