VBA 開発は続くよどこまでも

 「VBA に夢中www Excel から IE を介して情報収集(サンプルコード付)」以降にも引き続きVBAを書いている。

 今日は、特定のフォルダのファイル名を取得し、そのファイルから別のフォルダに一括でファイル名を変更しながらコピーするというマクロを組んだ。ついでに、ファイル名のリストを使って、複数のファイルの任意の指定したセルに任意のデータを書き込むマクロもセットした。

 「そんなもん、何に使うねん?」と思うかもしれないが、企業の事務職なら分かるはずだ。派遣さんの得意技に、「前月(期)に作ったフォルダをコピーしてファイル名だけ変えて翌月(期)の作業ファイルにする」というものがある。過去のファイルを残しながら、数字だけを入れ替えれば今期の資料ができるというメリットが有る。ルーチンワーク主体の業務では合理的ではある(弊害もあるが)。

 で、経理としては決算資料がその典型例となる。そして、作る資料の数も多い。フォルダを複製、一つ一つのファイル名を変更、一つ一つのファイルを開いてヘッダ要素(”2013年度9月” とか “第2四半期” など)を手作業でやっていた。時間もかかるし何より何も価値を生み出さない機械的な作業だ。そう、「機械的な作業」。これこそVBAの最も得意とするところだ。

 さらに、この作業の効率を上げるために、対象となるファイルの年月や期といった要素を全て同じセルから取り出すように作り替えた。定型化されたワークシートならこの作業は不要だが、微妙に異なるフォーマットを使っているので、オフセット化するのだ(このやり方はワークシートのパラメータを扱う際にも有効)。

 これで、1~2時間かかっていた作業が数秒になった。しかも、入力忘れは皆無だ。本当に人間が判断して入力しなければならない箇所に集中できる。

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