スパムメールの悪影響

mailtrans 俺はメールの受信をISPのではなくレンタルサーバのメールアドレスを使っている。回線を変える時に便利だし、新しいメールアドレスやエイリアスを作ったりが簡単に無料でできるからだ。実際の運用ルールは右の図の通りだ。実線が転送ルートで点線はウェブメーラによる操作だ。

 lolipopにはフィルターがあって、絨毯爆撃型の出会い系スパムの大半はここでブロックされる。その後、Yahooを通しているのは、受信したスパムを報告する機能があるからだ。これにより、lolipopのフィルターをかいくぐってくるスパマーを報告することでフィルターの充実が図れるといいと思うから。最終的にMailの学習型スパムフィルターのおかげで受信フォルダに迷惑メールが紛れ込むことはほとんどなくなった。また、企業からのDMで時々必要なものがスパムとして引っかかるが、個人のものがスパムフィルターに引っかかったことはなかった。

 ところが、先日、ヤフオクの相手先の個人からのメールがlolipopのフィルターに引っかかっていて迷惑をかけてしまった。落札後すぐに送ったメールに対して即答に近い時間で返事をくれていたのに気付いたのが4日後だったのだ。すぐに謝罪し商品を発送して事なきを得たが冷や汗物だった。そのとき、たまたまウェブメールでlolipopにつないでゴミ箱をチェックしたから気付いたがそうでなければ詐欺よばわりされても仕方がないところだった。

 調べてみたら、引っかかったメールのヘッダにこんな行があった「X-Spam-Status: Yes(LOLIPOP-Fsecure) with VIRUSGW/SPAM_RBL/60.38.35.247[list.dsbl.org:127.0.0.2]」。調べてみると、lolipopが使っているスパムデータベースのうちの一つにこのドメインが登録されていたのだった(BlackList)。そのドメインは、ocnのもので、そのドメインを使っている誰かがウィルスに感染しウィルス付メールを送信したためにここに登録されたのだろう。

 ということは、一時的かもしれないが、同じメールサーバを使った ocn ユーザが lolipop ユーザ宛に送ったメールには同じヘッダが着いていたはずだ。実際に届くかどうかは受信側の設定に依存するのでこのサーバを使っているメール全てが届かなかったかどうかはわからないが、原因が分からずに、「メールが消えた」とか「送ってないとちゃうん」といったトラブルが起きたかもしれない。

 もちろん、スパムやウィルスは作ったヤツが悪いので、送信者も受信者も罪はない。フィルターにもブラックリスト管理団体にも罪はないだろう。

 こんなことのために労力を費やさなければならないのはホントに腹立たしい。

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